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シニアユーチューバーが子育て指南!「孫育て大学」設立で40歳定年後の新たなキャリア爆誕!?

高齢者と若者のデジタル交流

全国の高齢者YouTuberらが集結し、「孫育て大学」を設立したことが明らかになった。同大学では、シニア層のYouTuberが講師となり、「現代の子育て」について若い親世代に指南するという。驚くべきことに、この取り組みは「40歳定年制」という新たな社会構想の一環として始まったという。

孫育て大学学長の鈴木幸子氏(78)は自身のチャンネル「ばあちゃんのゲーム実況」(登録者数120万人)で大学設立の意図を語った。「今の若い親は子育てに不安を抱えている。私たちは『失敗した子育て』と『成功した孫育て』の両方を経験している。この貴重な失敗学を伝授したい」。鈴木氏の動画には「孫がめっちゃ頭良くなった!」「祖母のアドバイスで不登校が解消した」など、8万件を超えるコメントが寄せられている。

同大学の目玉講座「スマホを取り上げない叱り方」では、チャンネル登録者50万人超の田中正雄氏(82)が「ゲームのステージクリアを手伝うことで信頼関係を構築する技術」を伝授。田中氏は「若い親は叱る時、スマホやゲームを取り上げがちだが、それは逆効果。我々は『フォートナイト』や『マインクラフト』をプレイしながら孫との絆を深めている」と熱弁を振るう。同氏の「おじいちゃんのフォートナイト実況」はシニア層だけでなく10代からも支持を集めている。

孫育て大学のカリキュラムは実に多岐にわたる。「TikTokで伝える家訓」「孫のSNSアカウントを匿名フォローする方法」「推し活を理解するための韓国ドラマ鑑賞講座」など、現代の子育てに即した内容が揃う。特に人気なのが「孫のゲーム用語講座」で、「えぐい」「草」「タヒる」といった若者言葉の正しい使い方を学ぶことができる。

同大学に通う佐藤美咲さん(35)は「最初は半信半疑でしたが、YouTuberのおばあちゃんに教わった『推しキャラの話を5分間遮らずに聞く技術』を実践したところ、中学生の息子が初めて学校での出来事を話してくれました」と目を潤ませる。

この取り組みが注目を集める背景には「40歳定年制」という衝撃的な社会構想がある。孫育て大学の共同創設者で「おばあちゃんのマインクラフト建築チャンネル」を運営する高橋和子氏(75)は「現代社会は変化が速すぎる。若者の感性についていけるのは40歳まで。その後は『シニアYouTuber』として第二の人生を歩むべき」と主張する。

この提言に対し、全国経営者協会は「労働力不足の日本で40歳定年は非現実的」とコメント。しかし高橋氏は「40代以降はむしろ『孫育てコンサルタント』として年収アップする人が続出している」と反論する。実際、孫育て大学のシニア講師陣の平均年収は約850万円と、第一線を退いたはずの高齢者としては驚異的な数字だという。

取材中、筆者も体験講座「Z世代の心をつかむLINEスタンプの選び方」に参加した。講師の山田久子氏(80)は「若者に『おはよう』と送るのではなく、『おは』だけにして『よう』はスタンプで表現するのがコツ」と指導。筆者が試しに甥に送ったところ、普段は既読スルーの彼から「最近おばちゃんおしゃれになった?」と返信があり、その効果に驚かされた。

孫育て大学は来年度、全国5箇所に分校を開設する計画だ。入学条件は「スマートフォンの基本操作ができること」「少なくとも一つのSNSで月10回以上投稿していること」というデジタルリテラシーの高さだ。高橋氏は「今後はメタバース空間に仮想キャンパスも設立予定」と意気込む。

この革新的な取り組みは少子高齢化社会における世代間コミュニケーションの新たな形として注目されている。孫育て大学の教授陣は口を揃えて「孫育ての本質は『失敗を恐れないこと』」と語る。かつて子育てに失敗した経験を糧に、デジタル技術を駆使して若い世代との架け橋となるシニアユーチューバーたち。彼らの姿は、年齢や世代を超えた新しい「教育の形」を私たちに提示しているのかもしれない。筆者は取材後、自分の祖母にLINEを送ってみたが、今日も「既読」のまま返信はなかった。デジタル化の波に乗り遅れた我が家のおばあちゃんには、孫育て大学の公開講座を勧めようと思う。(みつき)

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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ちはやふる(1)

青春全部かけたかったし、手に入れたいものほど手放したかったし、必ず取ると勝負にでたかった人生だった。
それに、"ここにいたらいいのに”って思う人はもう家族なんだって。 続編の漫画もあるし、続編のドラマもあるから、全部見たほうがいい。

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瑠璃の宝石 1

アニメきっかけで入ったんだけど、なんかさ、なにかに打ち込めるってすてきだよね。日々こなすだけの作業と労働だけだとやっぱりさ。10代後半にこうゆう大人がそばにいてくれたら世界は変わるのかもしれない。(いたけど気づかなかっただけなのかしら)(みつき)

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この記事を書いた人

みつきのアバター みつき エッセイスト/社会の裏側探求者

小学六年生の頃から“裏を取る”のが大好きで、中学では生徒会長に立候補し、高校では放送部でラジオドラマ制作。東京大学文学部を経て、大手新聞社社会部で政治スキャンダルや不正を追う日々を送りましたが、上司との衝突で退職。現在はフリーライターとして社会問題を扱いながら、時折エッセイ風の脱線も。吉祥寺の築40年マンションに住み、猫アレルギーながら2匹の保護猫と暮らす毎日。趣味は映画館のポップコーン巡りやバス旅。取材にはパーカーとスニーカーが欠かせません。口癖は「根拠はどこ?」で、コーヒー片手に前日の取材メモを声に出して要約するのが日課。政治と少女漫画の両立が私の生きる道です。

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