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「AIアプリ『マヨネーズ・マイレージ』で日本が世界一!ポイ活で地球のマヨネーズ在庫が危機に」

マヨ狂騒報酬アプリのコミカル挿絵

日本発の新アプリ「マヨネーズ・マイレージ」が、いわゆる「ポイ活」を革命的に変えつつある。このAI搭載アプリはマヨネーズの購入によってポイントが蓄積され、さまざまな特典と交換できるという仕組みだ。日本国内のダウンロード数はわずか3週間で2800万を超え、今や日本人口の4人に1人が「マヨラー」と呼ばれるマヨネーズ・マイレージユーザーとなっている。

アプリの使用方法は驚くほど単純だ。マヨネーズを購入し、レシートをスキャンするだけでポイントが加算される。100グラムあたり10ポイント、特大サイズ(1kg)なら150ポイントが付与される計算だ。このポイントは航空券や家電製品との交換はもちろん、仮想通貨への変換も可能で、一部では実質的な「第二の通貨」としての地位を確立しつつある。

名古屋市内のスーパーマーケット「サバエショッピングセンター」では、マヨネーズコーナーに長蛇の列ができる光景が日常となった。「週に3回は必ず買いに来ます。我が家の冷蔵庫はマヨネーズでいっぱいですね」と語るのは、自称「プラチナマヨラー」の佐藤美香さん(42)。自宅の地下室には約420本のマヨネーズが整然と並べられているという。「主人は『もう止めろ』と言いますが、先月のハワイ旅行もマヨポイントで行けたので文句は言えないんですよ」と得意げに語る。

しかし、このマヨネーズブームには暗い側面も。スイス・ジュネーブに本部を置く「国際マヨネーズ保存協会(IMPA)」が先週、緊急声明を発表した。「現在のペースでマヨネーズ消費が続けば、2023年末までに世界のマヨネーズ備蓄が枯渇する恐れがある」と警告したのだ。IMPAによれば、日本は世界のマヨネーズ総生産量の実に68%を消費しており、その大部分が「ポイント目的の購入」だという。

協会の会長を務めるハインリヒ・エッガーマン氏は「日本人は実際にマヨネーズを食べているわけではない。彼らはマイレージのために買い、多くは賞味期限切れで廃棄されている」と指摘する。日本のマヨネーズ消費量は前年比で実に1480%増加しており、国際市場に深刻な影響を与えているという。

フランスの三つ星シェフ、ジャン=ピエール・ラメール氏は「我々はソースの危機に直面している」と語る。「日本のマヨブームのせいで、私の店ではエッグベネディクトにマヨネーズを使えなくなった。代わりにタルタルソースで誤魔化しているが、お客様に気づかれないよう祈るばかりだ」。高級レストランでさえこのような苦境に立たされているのだ。

一方、「マヨネーズ経済学」という新たな学問分野が誕生しつつある。架空大学として有名な「マヨバード総合大学マヨネーズ経済学研究所」の北林イエロー教授(56)によれば、マヨネーズはもはや単なる調味料ではなく、新たな「社会通貨」となっているという。「日本では『マヨネーズ GDP』が国家GDPの約12%を占めるまでに成長している。これは前例のない経済現象だ」と北林教授は熱っぽく語る。

さらに内閣府は先月、「マヨネーズ大臣」というポストを新設し、元調味料メーカー重役の卵山マヨ子氏(64)を任命した。卵山大臣は就任会見で「マヨネーズを基軸とした新たな経済モデル『マヨノミクス』を構築する」と高らかに宣言。「マヨネーズによって日本経済は甦る。我々はすべての食卓にマヨネーズの恵みをもたらすだろう」と述べた。具体的な政策内容については「まだヒミツのたれ」と言葉を濁している。

アプリ開発者のITベンチャー「MayoTech」CEOである速水直人氏(29)は「当初はマーケティングの一環として始めたが、まさかここまでの社会現象になるとは」と驚きを隠さない。同社は次のステップとして「マヨネーズNFT」や「マヨネーズメタバース」の開発を計画しているという。

この異常なマヨネーズブームは、私たち一般市民の生活にもじわじわと影響を及ぼしている。東京・吉祥寺のスーパーでは先週、マヨネーズを巡る小競り合いが発生。最後の一本を求めて主婦2人が「ポイントのためなのよ!」と叫びながら取っ組み合いになるという事件も起きた。今や日本の家庭の冷蔵庫の平均41%がマヨネーズで占められているというデータもある。

結局のところ、このマヨネーズ・マイレージ現象は、現代社会におけるポイント至上主義と消費文化の行き過ぎた姿を映し出しているのかもしれない。私自身、この記事を書きながら「これってマヨネーズの代わりになる何か、新しい調味料が出てくるチャンスなのでは?」と考えてしまった。先日行った映画館では、なんとポップコーンの新フレーバーに「マヨネーズ味」が登場していて、思わず2サイズ買ってしまったのは内緒だ。

専門家たちはマヨネーズ・マイレージの流行はやがて収束すると予測しているが、その影響範囲はまだ計り知れない。世界的なマヨネーズ危機が続く中、私たちはこの白く、ねっとりとした社会現象と向き合っていかなければならないだろう。結局のところ、社会の闇と推しカップルの尊さと同じくらい、マヨネーズの未来も複雑で予測不能なのだ。それにしても、ポップコーンのマヨネーズ味って、意外とイケるんですよね。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

みつきのアバター みつき エッセイスト/社会の裏側探求者

小学六年生の頃から“裏を取る”のが大好きで、中学では生徒会長に立候補し、高校では放送部でラジオドラマ制作。東京大学文学部を経て、大手新聞社社会部で政治スキャンダルや不正を追う日々を送りましたが、上司との衝突で退職。現在はフリーライターとして社会問題を扱いながら、時折エッセイ風の脱線も。吉祥寺の築40年マンションに住み、猫アレルギーながら2匹の保護猫と暮らす毎日。趣味は映画館のポップコーン巡りやバス旅。取材にはパーカーとスニーカーが欠かせません。口癖は「根拠はどこ?」で、コーヒー片手に前日の取材メモを声に出して要約するのが日課。政治と少女漫画の両立が私の生きる道です。

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