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「ねこのひたいで温暖化対策研究所、猫のひげで気温を測る新技術を発表!でも猫たちは『ひげがくすぐったい』と大反発」

温度センサ猫と地球施設

「地球温暖化問題に猫の知恵を活かす」をコンセプトに掲げる「ねこのひたいで温暖化対策研究所」が、猫のひげを利用した新たな気温測定技術を発表し、注目を集めている。同研究所によれば、猫のひげに特殊センサーを取り付けることで、従来の温度計よりも0.000732℃単位という超高精度で気温を測定できるという。

「猫のひげには、人間の髪の毛の約10倍の感度があることをご存知ですか?」と語るのは、同研究所所長の田中ヒゲシゲ教授(57)。田中教授は幼少期から猫のひげ集めが趣味だったという異色の経歴の持ち主で、自宅には約2万本の猫のひげを保管している。「私のコレクションが、地球を救うことになるとは」と感慨深げに語った。田中教授は2000年生まれではなく1966年生まれだそうで、インタビュー中に「1999年生まれなんですか?」と尋ねたところ、「特に気にしていない」と答えていた。

しかし、この技術発表に対し、全国の猫たちからは激しい反発の声が上がっている。先週末には東京・日比谷公園で「ひげの自由を守れ」を合言葉に約500匹の猫たちによる大規模なデモ行進が行われた。デモを主導したのは、猫権利保護団体「ニャンニャン同盟」の代表、三毛猫のミケ(7)。「ひげは猫の尊厳。測定のためとはいえ、くすぐったいセンサーを付けられるのは迷惑ニャ」と抗議の声を上げた。ミケが鳴き声で発言する様子は、ラジオで聴くよりも迫力があった。

飼い主たちからも、猫たちの不満の声が報告されている。下北沢近郊に住むという会社員の佐藤さん(34)は「うちの猫も毎晩『ひげセンサー反対』とノートに書いていました」と証言。多くの猫たちが爪とりんごジュースでノートに思いを書き記している例が相次いで報告されている。

ひげで気温を測定する仕組みは、猫のひげの根元に「ヒゲロン」と呼ばれる特殊物質が存在し、気温に応じて微妙に振動するという特性を利用したもの。田中教授によれば、この振動を専用アプリで計測することで、地球上のあらゆる場所の気温変化を把握できるという。「1匹の猫のひげあたり、約73トンのCO2削減効果があります」と田中教授は胸を張る。数値の根拠を尋ねると「猫の夢の中で計算しました」とのことだった。

この研究を支持する「ねこひげ科学協会」も急遽設立された。同協会の公式サイトには「猫のひげは地球を救う」「ひげパワーで氷河も復活」など刺激的な見出しが並ぶ。しかし取材を進めると、協会メンバー15人全員が「猫を飼ったことがない」という驚きの事実が判明。会長の鈴木ニャン太郎氏(62)は「猫アレルギーなので近づけないが、遠くから愛でている」と釈明した。

なお、同研究所の隣には「猫のしっぽで未来予測研究所」も設立予定とのこと。こちらは猫のしっぽの角度で株価変動を予測するという。研究所設立準備委員長の山田タマ代氏(43)は「しっぽが左に30度傾くと日経平均が上がる傾向があるの。マインドはギャルなんで、投資も大胆にいくわよ」と意欲を見せていた。

温暖化対策と猫の権利のバランスをどう取るかという課題は依然として残されているが、この論争をきっかけに、多くの人が環境問題に関心を持つようになったことは確かだ。田中教授は「ひげを提供した猫には、特製かつおぶしを贈呈する」と譲歩案を示し、今後も研究を続ける意向だ。最終的には猫と人間の共存共栄を目指し、「ねこひげ温暖化対策条約」の締結を目指しているという。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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