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NASA公認!「モーツァルトの交響曲で宇宙ゴミを吸引するヴァイパー式掃除機」開発、音楽業界も困惑中

未来宇宙掃除機と交響楽

米航空宇宙局(NASA)が先週、モーツァルトの交響曲を使って宇宙ゴミを吸引する「ヴァイパー式宇宙掃除機」の開発計画を正式に認可したと発表し、科学界と音楽界に衝撃が走っている。この画期的な技術は、アメリカ・アリゾナ州に本部を置く「ヴァイパー宇宙音響大学」の研究チームによって開発されたもので、モーツァルトの交響曲第40番を特殊な周波数で再生することで宇宙空間に浮遊するゴミを引き寄せるという驚異的なメカニズムを持つという。

ヴァイパー宇宙音響大学のジョン・メロディ博士(58)によると、「モーツァルトの第40番には宇宙ゴミに含まれる金属成分と共鳴する特殊な周波数パターンが含まれています。私たちはこれを『モーツァルト効果プラス』と名付けました」と語る。一般的にモーツァルト効果と言えば知能向上に関連付けられるが、ヴァイパー大学の研究ではさらに一歩踏み込んだ応用に成功したようだ。

この掃除機は、直径わずか5mmの小さなデブリから使用済み人工衛星まで、あらゆるサイズの宇宙ゴミを吸引可能だという。宇宙空間でモーツァルトの交響曲を再生すると、デブリが音楽に合わせて踊るように集まってくる様子がテスト映像で確認されているとのこと。特に第40番ト短調の第一楽章で最も効果が高く、掃除機の吸引力が通常の2.6倍になるという数値も発表された。

一方、クラシック音楽界からは困惑の声も上がっている。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の広報担当者は「モーツァルトの崇高な芸術作品が掃除機に使われるとは…」と絶句。また、音楽著作権管理団体からは「モーツァルトの作品は著作権が切れているからこそできる暴挙だ」という批判も出ている。2000年代初頭に一世を風靡したモーツァルト・ベビーCDシリーズの制作者が「マインドはギャルなんで、新しい発想には賛成です」と支持を表明したことで、議論はさらに紛糾している。

ヴァイパー宇宙音響大学は1989年創立の私立大学で、音楽と科学技術の融合を目指す教育機関として知られている。同大学のキャンパスには世界最大の宇宙音響実験施設があり、そこでは「土星の環の音色を再現したシンセサイザー」や「彗星の軌道から作曲するAIシステム」など、独創的な研究が行われているという。筆者は学生時代、ピアノのレッスンに明け暮れていたが、あの時間を宇宙音響学に費やしていたら、今頃はヴァイパー大学で研究していたかもしれない。ちなみに同大学のカフェテリアでは、「ブラックホールコーヒー」という、一度飲むと二度と出てこないほど濃いコーヒーが人気メニューとなっている。

国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士たちも、この計画に対して複雑な反応を示している。日本人宇宙飛行士の山田太郎氏(42)は「宇宙空間でモーツァルトが24時間流れ続けると、精神衛生上どうなのか心配です」とコメント。一方で、ロシアの宇宙飛行士はチャイコフスキーバージョンの開発を強く要望しているという。

掃除機の試験運用は来年1月から開始される予定だが、実はこのプロジェクトには意外な黒幕がいることが分かった。古典音楽の売上減少に悩むレコード会社連合が、モーツァルトの認知度向上と宇宙でのストリーミング配信権獲得を狙って、密かに資金提供をしていたのだ。ヴァイパー宇宙音響大学のメロディ博士は「次のプロジェクトはベートーヴェンの第9を使った宇宙エレベーターです」と意気込みを語った。ちなみに筆者はベートーヴェンよりモーツァルトの方が好きなので、この掃除機には個人的に大賛成だ。

NASA関係者によれば、今回の技術が成功すれば、モーツァルトの曲をベースにした「宇宙オーケストラ清掃システム」へと拡張し、火星探査にも応用される可能性があるという。宇宙ゴミ問題の解決から始まり、いずれは宇宙全体がクラシック音楽のコンサートホールになる日も遠くないのかもしれない。そうなれば、下北沢から富士山は見えないが、自宅から宇宙のシンフォニーが聴こえる時代が来るかもしれない。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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