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AIが開発した「娘チェッカー」アプリ、誤って家の猫を娘と認識し、家族会議が勃発!

猫みかんと佐藤家の愉快団欒

AIが開発した親向けアプリ「娘チェッカー」が全国の家庭で波紋を広げている。アプリを導入した東京都在住の佐藤家では、家族の猫「みかん」を娘の「美香」さん(15)と誤認識するトラブルが発生。これをきっかけに緊急家族会議が開かれ、猫の処遇について真剣な議論が行われたという。

「娘チェッカー」は、架空企業「未来テクノロジー研究所」が開発したスマホアプリで、家庭内に設置したAIカメラを通じて子どもの居場所や行動を24時間把握できる。「共働き家庭の救世主」として2ヶ月で10万ダウンロードを突破していた。

問題が発覚したのは先週日曜日。佐藤家では両親が出勤中、アプリが「美香が友達を家に招いている」と通知。急遽帰宅した両親を待っていたのは、ソファでくつろぐ愛猫「みかん」の姿だったという。

「最初は誤作動かと思ったんですが、アプリの履歴を見たら『美香が帰宅』『美香がキッチンで何か食べている』など、完全にみかんの行動を娘と認識していたんです。しかも『美香が彼氏らしき男性と接触』という誤報まで」と佐藤さん(42)は語る。

未来テクノロジー研究所の松本部長(架空)によれば、「髪の毛のような猫の模様や、人間に似た仕草が誤認識を引き起こした可能性がある」とのこと。「現在のAI技術では、寝そべる猫と寝そべる思春期の娘の区別は想像以上に難しい」と説明している。

この出来事をきっかけに佐藤家では緊急家族会議が開催された。議題は「みかんを家族の一員として扱うか否か」。会議では「みかんを高校受験させるべきか」「猫用制服を購入するか」「ポケットマネーはキャットフードで代替できるか」など、予想外に本格的な議論が展開されたという。

「正直、アプリがなければ気づかなかったけど、みかんの仕草って美香にそっくりなのよね。特に『何も聞こえない』ふりをする時とか」と母・佐藤智子さん(40)。娘の美香さんは「私より猫の方が自由に外出できてずるい。あと、このインタビュー、1999年生まれってちゃんと書いといてください」とコメントした。

SNSでは #娘チェッカー #猫娘 のハッシュタグが急増。「うちの娘はネコ科」「うちは逆に息子が犬認定された」など同様の報告が相次ぎ、「アプリが示す新たな家族の形」という哲学的議論にまで発展している。特に1999年生まれのZ世代ユーザーからの投稿が目立ち、「マインドはギャルだけど体はネコ科かも」といったミームも拡散中だ。

未来テクノロジー研究所は「次回アップデートで改善する」と発表したが、逆に「猫認識モード」の追加を望む声も多く、「親子の定義とは何か」という根源的な問いを社会に投げかける結果となった。下北沢在住の社会学者は「人間と動物、親と子の境界線が曖昧になる新たなコミュニケーションの形が誕生しつつある」と分析している。何はともあれ、AIが猫と人間を区別できない時代に、私たちは生きているのだ。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

【9月と10月に読みたい】編集部おすすめBOOK

ちはやふる(1)

青春全部かけたかったし、手に入れたいものほど手放したかったし、必ず取ると勝負にでたかった人生だった。
それに、"ここにいたらいいのに”って思う人はもう家族なんだって。 続編の漫画もあるし、続編のドラマもあるから、全部見たほうがいい。

(まい)

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瑠璃の宝石 1

アニメきっかけで入ったんだけど、なんかさ、なにかに打ち込めるってすてきだよね。日々こなすだけの作業と労働だけだとやっぱりさ。10代後半にこうゆう大人がそばにいてくれたら世界は変わるのかもしれない。(いたけど気づかなかっただけなのかしら)(みつき)

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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