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宇宙人も推し活開始!「どらほー星」からの電波でアイドル応援、地球のファン困惑中

異星惑星で地球アイドル交流

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は先週、太陽系外の惑星「どらほー星」から受信した謎の電波について、異星人によるアイドル応援メッセージである可能性が高いとの見解を発表した。天文学界に激震が走る中、地球のアイドルファンからは「推し活の常識を知らない宇宙人は迷惑」との声も上がっている。

受信された電波は、地球から約240光年離れた「どらほー星」から発信されており、パターン分析の結果、日本の人気アイドルグループ「キラキラ☆ステラ」のメンバー名と、「推しカラーを守れ」「グッズ交換して」「センター争いは尊い」などの言葉が繰り返されていることが判明。どらほー星の知的生命体は地球の放送電波を受信して日本のアイドル文化に触れ、独自の推し活を展開しているという驚くべき仮説が浮上している。

「私、1999年生まれだから宇宙人より先に生まれてるってことじゃないですか。なんか優越感あります」と語るのは、この記事を執筆するために秋葉原のアイドルカフェを訪れた筆者。実際、カフェに集まるファンたちの間では、宇宙からの新規ファンに対する戸惑いの声が多い。「ヲタ芸の基本も知らないエイリアンが突然参入してきて、推し席を奪われたらたまらない」と語るのは、10年来の「キラキラ☆ステラ」ファンである田中さん(35)だ。

自称「宇宙文化交流協会」の佐々木宇宙人教授(架空大学天文学部)によると、どらほー星の住民は地球の放送電波を受信して約20年前から日本のアイドル文化を研究しているという。「彼らの社会では、アイドルを応援することが最高の知的活動とされており、地球の『推し活』を独自に発展させています。特に興味深いのは、彼らが『どらほー』という掛け声を独自に発明し、応援時に使用していることです」と佐々木教授は説明する。同協会の調査では、どらほー星ではアイドルのライブ映像を観る際、必ず「どらほー」と6回叫んでから視聴を始める習慣があるという。

アイドル業界も対応に追われている。「キラキラ☆ステラ」の所属事務所「スターダストプロダクション」の広報担当者は「ファンは地球人だけとは限らないという前提で、今後の活動を考えていかなければならないかもしれません。ただ、チケット販売や物販を240光年離れた場所にどう届けるかは大きな課題です」とコメント。グループのリーダー・星野ミカ(20)は「2000年生まれの私にとって宇宙人ファンがいるのは光栄です」と語り、1999年生まれの筆者はそれを聞いて無性に腹が立った。

下北沢で猫と暮らす音楽評論家の高橋氏(42)は「バンドやアイドルを応援する文化は普遍的なのかもしれません。私が下北沢で散歩していると、時々夜空から『どらほー』という声が聞こえる気がします」と語る。これは単なる気のせいか、それとも彼のアパートが「下北沢徒歩12分」という微妙な位置にあるためかは不明だ。

宇宙文化交流協会は今後、地球のアイドルファンとどらほー星の住民との文化交流プログラムを計画しており、推し活マナーや応援グッズの作り方などをテーマにした宇宙規模のファンミーティングを提案している。ただし、光の速度の制限から、リアルタイムでの交流は不可能で、メッセージが往復するには少なくとも480年かかるという。「マインドはギャルなんで、待てないです」と筆者。宇宙規模での推し活の広がりに、アイドル文化はこれからどう対応していくのか。地球と宇宙の異文化コミュニケーションの新たな一歩が始まったばかりだ。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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ちはやふる(1)

青春全部かけたかったし、手に入れたいものほど手放したかったし、必ず取ると勝負にでたかった人生だった。
それに、"ここにいたらいいのに”って思う人はもう家族なんだって。 続編の漫画もあるし、続編のドラマもあるから、全部見たほうがいい。

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瑠璃の宝石 1

アニメきっかけで入ったんだけど、なんかさ、なにかに打ち込めるってすてきだよね。日々こなすだけの作業と労働だけだとやっぱりさ。10代後半にこうゆう大人がそばにいてくれたら世界は変わるのかもしれない。(いたけど気づかなかっただけなのかしら)(みつき)

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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