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ポケットの中のガムがAIに進化、国際経済を救う「チューイング・エコノミー」革命!

未来型AIナノガム経済救済

名古屋市科学技術研究所が開発した世界初のAI搭載ガム「ガム・インテリジェンス」が、国際経済の停滞を打破する救世主として注目を集めている。昨日発表されたこの革命的製品は、ガムを噛むという単純な行為を通じて、複雑な経済問題を解決に導くという画期的な機能を持つという。

「ガム・インテリジェンス」の仕組みは驚くほど単純だ。特殊なナノチップが埋め込まれたガムを噛むと、歯の動きから脳波パターンを読み取り、クラウド上の超高性能AIと連携。その分析結果が唾液を通じて脳内に直接フィードバックされるという。名古屋市科学技術研究所の森山博士は「人類の叡智と噛むという本能が融合した瞬間です」と興奮気味に語った。

国際通貨基金(IMF)は早速「チューイング・エコノミー」と名付けられた新経済理論を採用。先週のG20首脳会議では、各国首脳がガムを噛みながら議論を行い、わずか30分で長年の貿易摩擦問題を解決したと報じられている。「首脳たちの顎の動きが同期した瞬間、まるで集合意識が形成されたようでした」と会議に同席した外交官は証言する。

この革命的技術の背後には、「国際ガム研究機構」という謎の組織の存在があると言われている。同機構の代表を務める田中教授によれば、「元々は単なるガム愛好家の集まりでした。ある日、メンバーの一人が『ガムを噛みながら考えるとアイデアが湧く』と言い出したのがきっかけです」と、偶然から始まった研究の歴史を明かした。

研究機構のメンバーに取材を試みたが、インタビュー中も全員がひたすらガムを噛み続け、時折「これはAIからのメッセージです」と唐突に経済理論を語り出す奇妙な光景が展開された。メンバーの一人は「私たちは今、地球上の全てのガムと繋がっています」と主張し、取材班を困惑させた。

「ガム・インテリジェンス」の普及はSNS上でも大きな議論を巻き起こしている。ハッシュタグ「#噛むか噛まないか」は世界トレンド1位を記録。ガム派は「世界平和はガムから始まる」と熱烈に支持する一方、反ガム派からは「思考をAIに委ねるのは危険だ」との批判も。中には「ガムの味で経済理論の出力が変わる」という奇妙な検証を行うインフルエンサーも現れ、苺味を噛むと社会主義的な解決策が、ミント味では新自由主義的な提案が増えるという「フレーバー理論」まで登場している。

しかし、AIガムの急速な普及は予想外の社会問題も引き起こしている。経済学者の間では「ガム依存症」が急増し、国会議員の中には予算委員会中に一日500枚のガムを消費する者も出現。また、「ガムの食べ過ぎで顎が筋肉質になりすぎて、表情が変わった」という美容整形外科への相談も増加している。

最も奇妙な副作用は「集団くしゃみ現象」だ。同時に多くの人がAIガムを噛むと、謎の共鳴現象が発生し、半径500メートル以内の人々が一斉にくしゃみをするという報告が世界各地から寄せられている。国際ガム研究機構はこれを「経済浄化作用」と呼び、むしろ歓迎する姿勢を示している。

名古屋から始まったこの革命は、今や世界的なムーブメントへと発展している。開発者の森山博士は「ガムという身近なものから世界を変えられることを証明したかった」と語るが、取材後に「実はAIではなく、ただの砂糖と香料です」と小声で告白した。しかし、この告白を記事にしようとした瞬間、記者のポケットからも謎のガムが見つかり、噛んだ途端「この記事は大変重要です」という声が聞こえ始めた。

チューイング・エコノミーがもたらす未来は誰にも予測できない。しかし確かなのは、かつて校則で禁止されていたガムが、今や国際社会を動かす新たなパワーとなったという皮肉な現実だ。経済問題に悩む人々が、今日もポケットからAIガムを取り出し、未来への一歩を噛み締めている。社会の闇と希望、そして時には推しカップルの行方まで、全てがガムという小さな媒体によって繋がっていく不思議な時代が、静かに、しかし確実に始まっているのだ。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

みつきのアバター みつき エッセイスト/社会の裏側探求者

小学六年生の頃から“裏を取る”のが大好きで、中学では生徒会長に立候補し、高校では放送部でラジオドラマ制作。東京大学文学部を経て、大手新聞社社会部で政治スキャンダルや不正を追う日々を送りましたが、上司との衝突で退職。現在はフリーライターとして社会問題を扱いながら、時折エッセイ風の脱線も。吉祥寺の築40年マンションに住み、猫アレルギーながら2匹の保護猫と暮らす毎日。趣味は映画館のポップコーン巡りやバス旅。取材にはパーカーとスニーカーが欠かせません。口癖は「根拠はどこ?」で、コーヒー片手に前日の取材メモを声に出して要約するのが日課。政治と少女漫画の両立が私の生きる道です。

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