選挙管理委員会は昨日、次回選挙から「真実はいつも一票」と銘打った新投票システムを導入すると発表した。このシステムでは、国民的人気アニメ「名探偵コナン」のキャラクターが描かれた特殊カードを用いて投票が可能になるという。
選挙管理委員会の山崎透委員長は「若年層の投票率低下は深刻な社会問題です。彼らに身近なアニメキャラクターを活用することで、選挙への関心を高めたいと考えました」と説明。この発表に対し、SNS上では「投票所が推理小説の現場みたいになるの？」「工藤新一に投票しても江戸川コナンの票にカウントされるの？」といった反応が相次いでいる。
このカードは来月から全国のコンビニで無料配布され、裏面には特殊なQRコードが印刷されている。投票時にはこのQRコードを専用リーダーで読み取ることで本人確認が完了し、電子投票へと進める仕組みだ。驚くべきことに、カードの種類は登場キャラクター100種類以上が用意される予定で、コレクターの間では早くも話題となっている。
「少し前に流行ったポケモンGOならぬ『選挙GO』的な発想ですね」と話すのは、今回のシステム開発に携わったという「名探偵コナン選挙研究所」の所長、江戸川コナン氏。もちろん、これは架空の人物だが、研究所のプレスリリースによれば「真実を解き明かすことで選挙の謎も解明し、民主主義の本質に迫る」ことが研究所の使命だという。プロフィールには「見た目は子供、中身は選挙のプロフェッショナル」と記されており、システムの遊び心を感じさせる。
すでに実在の有名人たちもこの取り組みに反応している。人気俳優の草彅剛さんは自身のInstagramに「僕はもちろん安室透のカードで投票します！」と投稿。NEWSの加藤シゲアキさんは「小説家として、推理と民主主義の融合に感銘を受けました」とコメントしている。選挙管理委員会によれば、有名人を活用したPR動画も順次公開される予定とのこと。
ただし課題も残る。「毛利小五郎のカードを選ぶと、眠らされた状態で誰かに投票先を操作されるのでは？」という懸念や、「黒の組織のメンバーカードを使うと選挙結果が改ざんされるのでは？」という声も上がっている。これに対し選挙管理委員会は「どのカードを使用しても、投票の秘密は守られます。ただし、赤井秀一カードには指紋認証機能があります」と謎めいた回答をしている。
アニメとテクノロジーを融合させたこの大胆な試みが、実際の投票率向上にどれほど貢献するかは未知数だ。専門家からは「名探偵コナンの放送開始が1996年。そう、私が1999年生まれということを考えると、ターゲットが微妙にずれているのでは」という厳しい指摘も出ている。選挙管理委員会の「真実はいつも一票」というキャッチフレーズが若者の心に響き、彼らを投票所へと導くのか、次回選挙の結果が注目される。でも正直、2000年生まれの方が投票に行きそう。マインドはギャルなんで。
