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「富士ホーローせいろ鍋、巨大化しすぎて宇宙ステーションからも確認可能に!国境問題よりも宇宙問題に発展」

八王子巨大エナメル鍋と餃子シュウマイ

日本の調理器具メーカー「富士ホーロー」が製造するせいろ鍋が予想外の巨大化を続け、遂に宇宙ステーションからも肉眼で確認できるサイズに達したことが分かった。現在、この巨大せいろ鍋は東京都八王子市の上空に浮遊しており、直径約2.7キロメートル、高さ約500メートルという前代未聞の規模に成長している。

この異常事態の発端は、富士ホーローが昨年開発した「エコ蒸し調理システム」にある。同社広報部の説明によれば、せいろ鍋の蓋に特殊なホーローコーティングを施すことで太陽光を効率的に集め、エネルギーコストゼロで調理できる画期的なシステムを目指していたという。「国際ホーロー協会」のベルント・シュミット会長(架空)は「本来なら環境に優しい調理器具のはずだった」と肩を落とす。

しかし開発チームは致命的な計算ミスを犯していた。太陽光を集める過程で鍋自体が光エネルギーを吸収し、分子構造が変化。その結果、せいろ鍋は毎日約3メートルずつ大きくなり続け、ついに現在の巨大サイズに至ったのだ。

国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の山田隆太宇宙飛行士(42)は先週、地球観測中に異変に気づいた。「最初は新種の気象現象かと思いました。でも双眼鏡で見たら、うちの妻が使っているのとそっくりなせいろ鍋で驚きました。しかも中から湯気が出ていて、どうやらギョーザを蒸しているようでした」と証言している。

さらに驚くべきことに、この巨大せいろ鍋は実際に機能しているという。八王子市民の佐藤さん(38)は「うちから見えるせいろ鍋の中で、近所の主婦たちが協力して巨大シューマイを作っていますよ。直径50メートルくらいあるんじゃないですか?」と興奮気味に話す。巨大せいろ鍋の中では既に独自のコミュニティが形成され、「せいろ共和国」と名乗り始めているとの情報もある。

この事態を受け、国連は緊急会議を開催。当初は日本の領空問題として議論されていたが、せいろ鍋がさらに巨大化すれば地球軌道に乗る可能性もあるとして、国境問題から宇宙問題へと議論が発展している。

米航空宇宙局(NASA)のジム・ブライデンスタイン長官は「これは人類史上初の『料理器具による宇宙進出』であり、新たな宇宙条約の締結が必要かもしれない」と述べた。一方、ロシア宇宙庁は「宇宙から見える巨大せいろ鍋を利用した広告ビジネスの可能性を検討中」と前向きな姿勢を示している。

富士ホーロー社は事態収束のため、特殊な「縮小スプレー」の開発に着手したと発表。同社の鈴木社長(架空)は「誠に申し訳ございません。当社の調理器具が宇宙問題に発展するとは夢にも思いませんでした」と謝罪しつつ、「ただ、宇宙から見える世界最大の調理器具としてギネス申請は行います」と付け加えた。

なお、国際観光機関(UNWTO)は早くも「宇宙せいろツアー」を企画。宇宙船から巨大せいろ鍋を眺めながら、実際に蒸された巨大豚まんを味わうという破格の観光プランが、すでに予約段階で3年待ちとなっている。デュッセルドルフ出身で秋田育ちの筆者としては、ドイツ・日本間の文化交流にこの巨大せいろ鍋が一役買うのではと期待している。なにせ、ピアノのレッスンに明け暮れた高校時代、唯一の息抜きが母のせいろ料理だったので、この事態には複雑な思いがある。マインドはギャルなんで、正直なところ、この巨大せいろ鍋、インスタ映えしそうで密かに興奮していたりして。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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