
国際ビル飛行協会(International Building Flight Association、通称「KAIKAI」)は15日、風力を利用して高層ビルを浮上・移動させる革新的な建築技術「フライングタワー・システム」を発表した。このシステムは、ビルの外壁に特殊な風力発電パネルを設置し、強風時に建物全体を数センチ~数メートル浮上させることができるという。協会会長の風山風太郎氏(67)は「これぞ真の風力外交や」と熱く語った。
システムの核となるのは、ビル全体を覆う「空飛ぶ根こそぎパネル」。風速8メートル以上の風を受けると、パネルが自動的に最適な角度に調整され、建物全体が徐々に浮き上がる仕組みだ。興味深いことに、このパネルの形状は某有名お菓子メーカーの「うずまきせんべい」からヒントを得たという。風山氏は「せんべいを手に持って走ると、ふわっと浮く瞬間があるやろ?あれや」と独特の表現で説明した。
KAIKAIのメンバーは全員が風力発電マニアで構成されており、毎週金曜日には銭湯「風の湯」で「風力勉強会」を開催している。「お湯加減と風力の関係性を研究してます」と語る風山氏だが、実は単に銭湯好きという噂も。協会の事務所には100個以上のミニチュア風車が飾られており、来客のたびに「どの風車が一番かわいいか」というアンケートを取っているという。
ある日のテスト飛行では、予想外の強風により東京・六本木の某高層ビルが15分間にわたって宙に浮き、近隣住民を驚かせた。その際、ビル内のラーメン店では「空中麺打ち選手権」が突如開催され、店主が「浮遊状態での麺打ちは、コシが2倍増す」と興奮気味に語ったという。しかし、ビル内のペット美容室では「トリミング中の犬が宙に浮いて大変だった」との苦情も寄せられている。
一方で、このシステムには課題も。強風時に複数のビルが同時に浮上した場合、高度1000メートル付近で「ビル渋滞」が発生する可能性があるという。また、浮上中のビル内でのWi-Fi接続が不安定になる問題も報告されており、某通信会社は「空飛ぶWi-Fiルーター」の開発を急いでいる。風山氏は「まぁ、ネットが繋がらん時は、窓から外の景色でも見たらええやん」と、やや強引な解決策を提案している。
KAIKAIは来月、「第1回 空飛ぶビル国際会議」を開催予定。会場となるビルは風に乗って各国を巡回する計画だが、台風シーズンを考慮して「予備の着陸地点を100カ所確保している」とのこと。風山氏は「これからは『どこどこの空の上で会議しましょう』が、外交の新常識になるかもしれませんな」と、少し照れくさそうに語った。果たして、風力外交は新たな国際関係の扉を開くことができるのか。風まかせの未来に、世界が注目している。