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「世界初!劇団『エコロジカル・シェイクスピア』が上演中の『ハムレット』、観客の深呼吸で地球温暖化を一時停止!」

エコなハムレットシェイクスピア舞台

世界的環境問題に画期的なブレイクスルーをもたらす演劇作品が今、話題を集めている。東京・下北沢の小劇場「エコー・ステージ」で上演中の劇団「エコロジカル・シェイクスピア」による『ハムレット』だ。この劇団、従来のシェイクスピア作品に環境保護の要素を大胆に織り込むという奇抜な演出で注目を集めているが、今回はさらに踏み込んだ挑戦を行っている。観客全員の「深呼吸」によって、地球温暖化を一時停止させるという信じがたい効果を生み出しているというのだ。

「存在するか、しないか、それが問題だ」という有名なハムレットの独白が、この舞台では「CO2を減らすか、増やすか、それが問題だ」とアレンジされている。特筆すべきは劇場に設置された最新鋭の「呼吸リサイクルシステム」だ。観客の吐き出す二酸化炭素を瞬時に吸収し、酸素に変換して劇場内に循環させるという。システム開発者の鈴木環境工学博士(架空)によれば、「シェイクスピアの詩的言語に触れている間、人間の呼吸は特殊な状態になり、通常より20%効率的に酸素変換が可能になる」とのこと。これが事実なら、シェイクスピアは450年前から地球を救うための秘密兵器だったことになる。

さらに驚くべきことに、自称「国際エコロジー研究所」は先週、この劇場で観客全員が一斉に深呼吸を行った瞬間、地球全体の気温上昇が0.003秒間停止したと発表した。研究所所長のジョナサン・グリーン博士(これも架空)は「シェイクスピアの台詞を聞きながらの深呼吸には、量子力学的な時空の歪みを生じさせる効果がある」と主張している。ただし、その測定方法や検証結果についての詳細な報告書は「準備中」とのことで、私の「根拠はどこ?」という質問には「芸術の力は科学で測れないものもある」と哲学的な回答が返ってきた。

初演から一ヶ月、すでに観客の間では「エコ・シェイク」と呼ばれる深呼吸法が流行し始めている。「ハムレットの独白を聞きながら深呼吸すると、自分が地球を救っている気分になれる」と話すのは、毎週足を運ぶという会社員の佐藤さん(35)。「実際に地球温暖化が止まるかは正直わからないけど、少なくとも自分の心の温暖化は止まりますね」と笑う。

劇団代表の緑川エコ氏(42)は「環境問題と演劇は遠いように見えて、実は共通点があります。どちらも『見せかけ』と『本質』の間で揺れ動くものですから」と語る。上演中に設置された「CO2削減量カウンター」は毎回終演後に大きな数字を表示するが、その計算方法については「シェイクスピアの詩の力と観客の想像力の掛け算です」という謎めいた説明しかない。

専門家からは「科学的に全く根拠がない」という批判も多いが、それでも連日満員御礼の盛況ぶりだ。環境省の非公式コメントによれば「効果は不明だが、環境意識を高める文化活動として注目している」とのこと。真偽はともかく、この劇場で深呼吸をするたびに「何か大きなことに貢献している」と感じられる体験は、現代人の環境不安を巧みに利用した一種の「エコ・セラピー」と言えるのかもしれない。地球温暖化を本当に止められるかは疑わしいが、少なくとも観客の財布の温度は確実に下がっているようだ。チケット代は通常の演劇の2倍、「カーボンオフセット料」として。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

みつきのアバター みつき エッセイスト/社会の裏側探求者

小学六年生の頃から“裏を取る”のが大好きで、中学では生徒会長に立候補し、高校では放送部でラジオドラマ制作。東京大学文学部を経て、大手新聞社社会部で政治スキャンダルや不正を追う日々を送りましたが、上司との衝突で退職。現在はフリーライターとして社会問題を扱いながら、時折エッセイ風の脱線も。吉祥寺の築40年マンションに住み、猫アレルギーながら2匹の保護猫と暮らす毎日。趣味は映画館のポップコーン巡りやバス旅。取材にはパーカーとスニーカーが欠かせません。口癖は「根拠はどこ?」で、コーヒー片手に前日の取材メモを声に出して要約するのが日課。政治と少女漫画の両立が私の生きる道です。

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