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ネイティブスピーカー専用防衛語法大会、優勝者は「えっと、あのー」で5分間の沈黙を守り抜く!

タロウ山田防衛言語大会コミカルシーン

ネイティブスピーカー専用防衛語法大会が今年も開催され、過去最高の沈黙記録が樹立された。優勝したのは東京都在住の山田太郎さん(37)。「えっと、あのー」という一見何の変哲もない言葉だけを用いて、驚異の5分間、実質的な沈黙状態を維持し続けるという偉業を成し遂げた。

この大会は「言葉を発しながらも何も伝えない」という矛盾した課題に挑戦する世界的にも珍しいコンテスト。参加資格は「日本語ネイティブスピーカーであること」と「何かを聞かれたときに無意識に『えっと』『あのー』と言ってしまう習性があること」の2点のみで、全国から約500人もの参加者が殺到したという。

大会のルールは至ってシンプルだ。審査員から「あなたの趣味は何ですか?」という質問が投げかけられると、参加者は「えっと」「あのー」「そうですねぇ」などの言葉を用いながら、実質的な回答を一切せずに時間を稼ぐ。一度でも具体的な内容を口にした時点で失格となる。

「今回は過去最高レベルの戦いでした」と語るのは大会審査委員長の佐藤教授(架空大学沈黙学研究所所属)。「特に優勝した山田さんの『えっと、あのー』には七種類の抑揚と十二種類の間(ま)があり、聞いている側も『何か言いたいことがあるんだろうな』と思わせながらも、実は何も伝えないという高度なテクニックが見事でした」

2位となった鈴木さん(28)は「あっ、それはですね…」と言いかけたところで「それは」という具体的な指示語を使ってしまい、4分32秒で失格となった。「あと30秒で優勝だったのに…」と悔しさをにじませた。

過去の大会では、3分間の沈黙中に参加者だけでなく審査員も居眠りを始めるという珍事も。これを受けて今年からは「観客も含めて誰も寝落ちしない」というルールが追加された。会場には「寝たら即失格」と書かれた看板が掲げられ、観客席にはエナジードリンクの無料配布も行われた。

「沈黙学研究所の最新研究によると、『えっと、あのー』という言葉には人間関係を調整する重要な機能があることがわかっています」と佐藤教授。「例えば会議で意見を求められたとき、内容のない『えっと』を挟むことで、相手の期待値を下げつつ心の準備をさせる効果があります。今回の優勝者は、その究極形を見せてくれました」

今大会の様子はSNSでも大きな話題となり、#言わないことは言わない というハッシュタグが10万ツイートを超える人気となった。とくに10代の間で「質問されたら『えっとあのー』チャレンジ」が流行中で、学校の授業中に先生の質問に5分間答えない生徒が続出し、教育現場に混乱を招いているという報告も。

さらに驚くべきことに、国会中継を見ていたある政党の幹部が「我が党の議員も是非参考にすべき」とコメント。実際、最近の国会では「えっと、あのー」と言いながら答弁時間を浪費する大臣の姿が目立つようになった。ある政治評論家は「彼らは優勝者と違って結局何か言ってしまうので、大会のルールでは失格」と指摘している。

優勝した山田さんは賞金100万円と共に、「国際沈黙防衛語法選手権」への出場権を獲得。しかし、取材に対して「えっと、あのー、そうですね…」と言い続け、結局何も語らないまま帰宅した。大会主催者は「彼は日常でも完璧な防衛語法を実践している。まさにチャンピオンにふさわしい」と称賛した。

来年の大会では「うーん」「そうだなぁ」部門も新設される予定で、すでに参加希望者が殺到しているという。果たして今年の記録は破られるのか、来年の大会にも注目が集まる。私も取材中に何度か「えっと」と言いかけて、山田さんのすごさを実感した。あっ、そうだ、私も次回の記事のネタ探しに参加してみようかな…えっと、あのー…

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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あんのアバター あん メモ帳ジャーナリスト/ハムスター調査員

幼稚園の卒園アルバムに「将来の夢はハムスター」と書き、先生を驚かせたのが最初のスクープ。中学では吹奏楽部に所属し、部内の人間関係を調整するのが得意で、高校では新聞部に入り、校内の七不思議や裏校則を暴露する記事で話題に。最近は文化祭の予算流用事件を暴き、大きな反響を呼びました。実家暮らしで門限は19時。取材メモはスマホではなく、可愛い小冊子に手書きするのがルール。SNSでは校内猫や新商品のレビューを投稿し、5,000人以上のフォロワーを持っています。趣味はK-POPダンスの練習と、公園での人間ウォッチング。夢は週刊誌デビューし、“あん砲”を撃ちまくることです!

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