
元ヤンキーJKで子育て中のクズハナちゃん(本名:花山理沙)が先週末、東京・高円寺の某コミュニティスペースで「赤ちゃん語で語る!現代政治討論会」を開催し、全国から集まった約50名の参加者が「ばぶばぶ」のみを使用して3時間に及ぶ白熱した議論を展開するという異例の事態が発生した。
クズハナちゃんは昨年出産後、「子どもの言語発達のために大人もとことん赤ちゃん語で向き合おう」という独自の子育て論を展開。SNSでの発信がきっかけとなり、いつの間にか「赤ちゃん語政治研究会」なる団体を立ち上げていた。
「あたしが思ったんすよ。政治ってさ、難しい言葉使いすぎじゃね?って。結局、言いたいことは『ばぶばぶ』だけで伝わるんじゃね?って」と語るクズハナちゃん。彼女の主張によれば、「ばぶ↑ばぶ↓」と抑揚をつけるだけで「消費税増税に反対」、「ばぶばぶっ!」と強めに言えば「年金制度改革を強く求める」という意味になるという。
討論会では、社会保障制度をテーマにした第一部で、大阪から参加した無職の男性(42)が「ばぶ〜ばぶばぶ〜(低音)」と発言。これに対し、会場から「ばぶっ!ばぶばぶっ!!」と激しい反論が巻き起こる一幕もあった。傍らで見ていた本紙記者には何が語られているのか皆目見当がつかなかったが、参加者たちは互いに深く頷き合い、時に感情的になりながら議論を続けていた。
「これは高円寺の銭湯『幸の湯』でも見たことないくらいの熱気や」と、取材中に思わず関西弁が出てしまった。筆者が学生時代に研究していた「地域密着型ジャーナリズム」の観点からも極めて興味深い現象と言えるだろう。
会場には最新のAI翻訳アプリを持ち込む参加者も多かったが、「ばぶばぶ言語は現在のAI技術では解読不能」と技術的限界を露呈。Google社の広報担当者は「『ばぶばぶ』は単なる赤ちゃん語を超えた、新たな政治的言語体系である可能性がある」とコメントした。
「赤ちゃん語政治学」を提唱する架空大学の松田教授(架空)は「ばぶばぶ言語は語彙が極端に限られているからこそ、話者の感情や意図が純粋に表出される。これはポスト言語社会における新たなコミュニケーション革命だ」と評価する。
討論会後半には経済政策に関する議論も展開。「ばぶっばぶっばぶっ(高音)」と主張する20代女性に対し、60代男性は「ばぶ〜〜〜(ため息混じり)」と返し、会場は一時騒然となった。これについてクズハナちゃんは「世代間格差の象徴的瞬間だった」と解説している。
SNS上では「#ばぶばぶ政治討論会」がトレンド入りし、政治評論家からも「抽象度の高い議論だったが、不思議と政治の本質を突いていた」との評価もある。一部の国会議員からは「次回は参加したい」との声も上がっており、赤ちゃん語政治討論会は新たな政治参加の形として注目を集めている。
クズハナちゃんは次回企画として「おむつ替え中の財政再建論」を計画中で、「子育てしながらでも政治に参加できる環境を作りたい」と意気込みを語った。赤ちゃん語が政治の敷居を下げる新たなコミュニケーションツールとなるのか、今後の展開に注目したい。記者としては「ばぶ!ばぶばぶ〜!」としか言いようがない、新たな社会現象の誕生を目撃した瞬間だった。