
国連総会で史上初のアイドルライブが開催され、世界中の外交官や各国首脳が熱狂するという前代未聞の事態が発生した。主役となったのは、千葉県船橋市発の女子高生アイドルグループ「エッグピース」。彼女たちの「チョコエッグで世界平和を実現する」というコンセプトが、予想を超える反響を呼んだ。
ライブは国連本部の総会議場で行われ、開演と同時に会場中央に設置された直径3メートルの巨大チョコエッグが割れ、中から「エッグピース」のメンバー7人が登場。彼女たちの代表曲「エッグシェル・ラブ」の演奏が始まると、これまで硬い表情で着席していた各国首脳たちが次々と席を立ち、踊り始めるという奇跡的な光景が広がった。
「最初は外交儀礼的な拍手だけだったんですけど、サビで『世界中の卵を割ろう、殻の中はみんな同じ黄身だから』って歌ったら、急にみんなノリ始めちゃって…」と語るのは、リーダーの卵山さくら(17)。「特にアメリカ大統領が『イェーイ!』って叫びながらステージに駆け上がってきたときは、マジでビビりました」
国連関係者によると、このイベントは「国際チョコエッグ協会」という謎の団体が主催したという。同協会代表のマイケル・イエロー氏は「チョコエッグには人々を繋ぐ力がある。殻を割る瞬間の喜びと中のおもちゃを発見する驚きは、人類共通の感動です」と熱弁。さらに「チョコエッグ外交」という新たな平和構築手法を提唱し、国連加盟国全てに「チョコエッグ大使」を派遣する計画も明らかにした。
実は「エッグピース」は、船橋市立第七高校の新聞部員が副業として始めたアイドル活動だった。「最初は校内の七不思議とか裏校則の暴露記事を書いてたんですけど、それだけじゃ平和は訪れないと思って」と語るのは、新聞部兼アイドルのあん(17)。「ハムスターみたいにチークポーチに頬張ったチョコエッグを出すダンスが、なぜか国連職員のTikTokで100万いいねを獲得して、気づいたら国連に呼ばれてました」
ライブ後には、某国首相のムーンウォークが国際的な話題となり、「首脳ダンス選手権」なるハッシュタグがトレンド入り。某実業家は「チョコエッグの株を全て買い占めたい」とツイートし、世界的なチョコエッグ品薄騒動も発生している。
また、エッグピースのファンクラブには各国首脳が続々と入会。会員証の発送業務に追われる母親宅では、「毎日世界中から届く外交官のファンレターの山に埋もれそう」と悲鳴が上がっている。あんの母親は「娘が19時の門限を破るたびに『国連事務総長と会食してた』と言い訳するようになって困ってます」と頭を抱える。
国連広報官は「チョコエッグには国境を超える普遍的な魅力がある。今後も定期的にエッグピースによる平和コンサートを開催したい」とコメント。エッグピースの新曲「ゆで卵タイマー60秒で世界平和」は既に国連公式テーマソングに認定され、次回の国連総会では全参加者で「卵を割るポーズ」から会議が始まることも決定したという。世界平和の実現は、思いがけないところから訪れるのかもしれない。