【ピックアップ記事】架空の『日本パンダドラゴン協会』が発表、ペット用パンダドラゴンが東京タワーをくすぐり続けると願い事が叶う説 気になる

横浜ベイブリッジの地下に発見された「笑いの都」、住民全員が漫才師で市長は謎のピエロ!?

横浜湾下地下笑劇クラウン市長

横浜ベイブリッジの地下から謎の「沈んだ笑い声」が聞こえるという通報を受け、当局が調査した結果、橋の下に「笑いの都」と呼ばれる未知の居住区が発見された。この事実は先週、地元漁師の佐々木清さん(68)からの「毎朝、魚よりも笑い声が大量に取れる」という通報を契機に発覚した。

「最初は幽霊かと思いましたよ。でも船を近づけると、明らかに『どうも〜!』とか『ありがとうございま〜す!』って聞こえるんです」と佐々木さんは証言する。ダイバーチームが海底を調査したところ、ベイブリッジの基礎部分に巧妙に隠された入口を発見。そこから潜ると、驚くべきことに約3000人が暮らす「笑いの都」が広がっていたという。

この都の最大の特徴は、住民全員が漫才師であるという点だ。取材のため潜入を試みたが、猫アレルギーの私は入口付近に置かれた「笑い猫」の置物に反応し、くしゃみが止まらなくなったため断念。代わりに電話インタビューで情報を集めることにした。

「笑いの都」のトップに君臨するのは、赤い鼻と虹色のアフロヘアが特徴的な「ピエロ市長」。その正体は謎に包まれているが、年に一度だけ素顔を見せる「素顔の日」があるという。市長の最大の政策は「笑いの義務化」で、住民は毎朝8時に「朝の笑い」と呼ばれる儀式に参加し、最低でも10回は笑わなければならない決まりがあるそうだ。

「笑いは心の栄養であり、義務化はあくまで住民の健康のためです」とピエロ市長。電話インタビューで「笑いの強制は人権侵害では?」と質問すると、「笑いの仮面をかぶるのが苦手な人は、まずは笑いヨガから始めてみては?」と返答された。思わず「根拠はどこ?」と突っ込みたくなる回答だった。

さらに驚くべきは、この都への移住条件だ。住民になるためには「漫才師登録」が必須で、「笑いのテスト」に合格する必要がある。テストでは審査員の前で即興漫才を披露し、3人以上を笑わせることができれば合格となる。不合格者は「笑い研修所」で3ヶ月間の特訓を受けることができるが、再試験に3回落ちると強制退去させられるという厳しい制度だ。

「私たちの社会は笑いで成り立っています」と語るのは、漫才コンビ「海底兄弟」のツッコミ担当、山下海人さん(42)。「他の都市では考えられないでしょうが、ここでは『おはようございます』の代わりに『どうも〜!』と挨拶するのが普通なんです」

経済システムも特異だ。この都では円ではなく「ハハコイン」という独自の通貨が流通している。ハハコインは他人を笑わせることで獲得でき、笑いの質によって価値が変動する。例えば、小さな笑いなら1ハハコイン、腹を抱えて笑うほどのネタなら10ハハコイン、涙が出るほど笑えば50ハハコインが支払われるという仕組みだ。

「昨日は新作のパロディーで120ハハコイン稼ぎました」と誇らしげに語る主婦の笑野さくらさん(35)。「これで一週間の食料が買えますね」。物価は笑いのクオリティによって日々変動するため、住民たちは常に新しいネタを考案する必要があるという。「笑いのインフレとか起きないのかな」と心配になるが、「不景気になると自虐ネタの価値が上がる」という独自の経済調整機能があるらしい。

都内には「笑いの学校」も存在し、子どもたちは通常の科目に加えて「ボケ学」「ツッコミ理論」「小ネタ開発」などを学ぶ。卒業試験では「10分間の漫才」を披露することが必須で、笑いを取れなければ卒業できないという厳しさだ。

行政サービスも笑いに基づいている。ゴミ収集は「ゴミ漫才」と呼ばれ、各家庭はゴミ袋に面白いジョークを書いて出す必要がある。面白さが基準に達していないと収集されず、「ツッコミ付箋」が貼られて返却されるというから驚きだ。

「笑いの都」の存在は、私たちの常識を根底から覆す発見だった。橋の下という非日常的な空間に、笑いだけで成り立つ社会が存在するという事実。謎のピエロ市長による「笑いの義務化」、住民全員が漫才師という異色の社会構造、そして「ハハコイン」で回る独自の経済システム。横浜市当局は現在、この都をどう扱うべきか頭を悩ませているという。市民権の付与や観光資源としての活用も検討されているが、「笑いの都」の住民たちは「私たちはもともと『落ち』る存在だから」と、地下での生活を望んでいるようだ。ただし、猫アレルギーの方が訪問する際は、入口の「笑い猫」に注意が必要だろう。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

【6月に読みたい】編集部おすすめBOOK

SLAM DUNK

ようやくAmazonKindleでリリースされましたね!みんな読んだ?ちなみに私は一気に全巻買いまして、現在(6月3日am時点)で、再履修完了してます。「牧だ!海南の牧だ!」ってどこかに登場するたびに、発見されて、叫ばれたい人生でしたね。(まい)

出典:Amazon

マギアアーカイブ マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 設定資料集

設定集ってなんだか楽しいですよね。どこかできっと役に立つだろうと参考用でいっつも買っちゃうんですけど、これもいいですよ。是非。ずっと見てられる。(みつき)

出典:Amazon
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

みつきのアバター みつき エッセイスト/社会の裏側探求者

小学六年生の頃から“裏を取る”のが大好きで、中学では生徒会長に立候補し、高校では放送部でラジオドラマ制作。東京大学文学部を経て、大手新聞社社会部で政治スキャンダルや不正を追う日々を送りましたが、上司との衝突で退職。現在はフリーライターとして社会問題を扱いながら、時折エッセイ風の脱線も。吉祥寺の築40年マンションに住み、猫アレルギーながら2匹の保護猫と暮らす毎日。趣味は映画館のポップコーン巡りやバス旅。取材にはパーカーとスニーカーが欠かせません。口癖は「根拠はどこ?」で、コーヒー片手に前日の取材メモを声に出して要約するのが日課。政治と少女漫画の両立が私の生きる道です。

目次