【ピックアップ記事】架空の『日本パンダドラゴン協会』が発表、ペット用パンダドラゴンが東京タワーをくすぐり続けると願い事が叶う説 気になる

「猫の鳴き声が政策を左右!?『全国ペットカラオケ政治討論会』で犬猫が熱唱しながら議論を展開!」

猫と犬がマイクで歌う議会ステージ

国内政治に新たな風を吹き込む「全国ペットカラオケ政治討論会」が先週末、東京・永田町の特設会場で開催され、全国から選抜された猫30匹、犬25匹が政策論争を繰り広げた。このユニークな試みは、「政治をより身近に感じてもらうため」と主催した架空団体「動物の声で未来を変える会」が企画したもので、驚くことに国会議員の3割が視察に訪れる事態となった。

討論会の参加条件は「カラオケ採点で80点以上の歌唱力を持つペット」。厳正な予選を勝ち抜いたペットたちは、マイク付き特製首輪を装着し、歌いながら外交政策から年金問題まで幅広いテーマで議論を交わした。猫派は「ニャンニャン党」を結成し「魚資源の確保」「昼寝の権利法制化」などをアピール。一方、犬派は「ワンダフル党」として「散歩インフラの整備」「おやつ均等分配法」などを主張した。

特筆すべきは、議論の合間に繰り広げられる「政策カラオケバトル」だ。柴犬の「タロウ」は「レット・イット・ゴー」を熱唱しながら「緊縮財政からの脱却」を訴え、会場を沸かせた。対する三毛猫「ミケ」は「残酷な天使のテーゼ」で「宇宙開発予算の拡大」を主張。そのハイトーンボイスに、視察に訪れた某大臣が「次の選挙で使わせてほしい」と懇願する一幕もあった。

驚くべきことに、この討論会は想定以上の影響力を持ち始めている。架空の内閣府世論調査によれば、回答者の68%が「ペットの政治的意見を参考にしたい」と回答。某有力政党は早速、来年の参院選に向けて「党公認ペットアドバイザー」の公募を開始するなど、政界に激震が走っている。

筆者はこの異例の討論会を取材すべく、猫アレルギーと闘いながら最前線に立った。「くしゃみ10回につき1回はメモを取る」という独自ルールを設け、ティッシュ23箱を消費しながらの強行取材となった。「実は犬も苦手なんですよね。でも、タロウくんの『レット・イット・ゴー』のサビで鳥肌が立ったときは、アレルギーも忘れました」と、筆者は目を潤ませながら語った。

舞台裏では、100人以上のスタッフが「ペット通訳」「カラオケ音響調整」「緊急毛づくろい」など、様々な役割を担っていた。「猫が高音を出すときは必ず毛が逆立つので、リアルタイムでブラッシングする必要があるんです」と語るグルーマーの苦労は並大抵ではない。また、「犬は興奮するとマイクを噛むので、特殊素材で対応している」と技術スタッフは明かす。まさに「ペットオーケストラ」と呼ぶにふさわしい緻密な連携だ。

この前代未聞の討論会は、ペットブームと政治不信が交差した現代社会への風刺とも解釈できる。「人間政治家よりもペットの方が正直で信頼できる」と語る参加者も多く、架空の政治学者・犬猫太郎教授(東西南北大学)は「人間の政治家が市民の声を聞かないなら、動物の声を聞くしかない」と分析する。

討論会後、「ニャンニャン党」と「ワンダフル党」は予想外の合意に達し、「肉球連立政権」を樹立すると発表。両党首(柴犬のポチ首相と白猫のシロ副首相)は「種の壁を越えた新しい政治の実現」を誓った。人間の政治家たちは困惑の表情を隠せないが、SNSでは「#肉球政権を支持します」がトレンド入りするなど、若者を中心に支持の輪が広がっている。

この現象を「ググっても出てこない」不思議な社会現象として、専門家たちは頭を抱えている。だが、「政治は結局、声の大きさと魅力で動くもの」という本質を、皮肉にもペットたちが教えてくれているのかもしれない。筆者はアレルギー性鼻炎の薬を飲みながら思う—「吉祥寺の我が家で待つ2匹の猫たちも、実は政策について熱い思いを抱えているのかも」。明日からは愛猫の鳴き声に、より一層耳を傾けようと決意した。大体のことはググれば出てくるっしょ。でも、猫の本音だけは、一緒に暮らさないとわからないのかもしれない。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

【6月に読みたい】編集部おすすめBOOK

SLAM DUNK

ようやくAmazonKindleでリリースされましたね!みんな読んだ?ちなみに私は一気に全巻買いまして、現在(6月3日am時点)で、再履修完了してます。「牧だ!海南の牧だ!」ってどこかに登場するたびに、発見されて、叫ばれたい人生でしたね。(まい)

出典:Amazon

マギアアーカイブ マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 設定資料集

設定集ってなんだか楽しいですよね。どこかできっと役に立つだろうと参考用でいっつも買っちゃうんですけど、これもいいですよ。是非。ずっと見てられる。(みつき)

出典:Amazon
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

みつきのアバター みつき エッセイスト/社会の裏側探求者

小学六年生の頃から“裏を取る”のが大好きで、中学では生徒会長に立候補し、高校では放送部でラジオドラマ制作。東京大学文学部を経て、大手新聞社社会部で政治スキャンダルや不正を追う日々を送りましたが、上司との衝突で退職。現在はフリーライターとして社会問題を扱いながら、時折エッセイ風の脱線も。吉祥寺の築40年マンションに住み、猫アレルギーながら2匹の保護猫と暮らす毎日。趣味は映画館のポップコーン巡りやバス旅。取材にはパーカーとスニーカーが欠かせません。口癖は「根拠はどこ?」で、コーヒー片手に前日の取材メモを声に出して要約するのが日課。政治と少女漫画の両立が私の生きる道です。

目次