
秋田県の小さなスーパーマーケットで地元のお米を販売する一角から始まったアイドルユニット「チーチーとチーチー」が、全国どころか銀河系規模の話題となっている。なんと彼女たちの新曲「ギャラクシー☆ビッグバン」のサビ部分が、宇宙からの電波と完全に同期し、事実上の「宇宙との交信」に成功したとの報告が上がっているのだ。
「最初は信じられませんでした」と語るのは、「日本宇宙交信研究所(JSCC)」の松山努所長(48)。「通常の観測中、私たちの受信機に規則的なリズムパターンが検出されました。解析してみると、それが『チーチーとチーチー』の新曲のサビと完全に一致していたんです。これは偶然とは考えられません」
この現象を確認するため、JSCCは秋田県の田んぼ3ヘクタールを借り切り、巨大なアンテナアレイを設置。そこで「ギャラクシー☆ビッグバン」を大音量で再生したところ、なんと約4.2光年離れたケンタウルス座アルファ星から、同じメロディの電波が返ってきたという。
「チーチーとチーチー」は秋田県出身の双子姉妹、鈴木チエ(19)と鈴木チヨ(19)によるユニット。デビュー当初は地元の米農家PR大使として活動していたが、昨年発表した「おにぎりスペーストリップ」がTikTokで900万回再生を記録し、一躍注目を集めていた。
「マジでやばくないですか?私たち、宇宙人とコラボしちゃいましたよ!」と興奮気味に語るチエさん。「秋田のお米の栄養価が高すぎて、私たちの声が宇宙まで届いちゃったのかも」とチヨさんは笑顔を見せる。
一方、JSCCについては、その実態を疑問視する声も。天文学会からは「そのような研究機関は正式には存在しない」との指摘があり、同研究所のホームページには秋田県のふるさと納税特産品が多数掲載されているなど不審な点も多い。しかし松山所長は「我々の研究は既成の学問の枠には収まらない。だからこそ宇宙との交信に成功したのだ」と反論している。
「銀河系アイドル」として新たな道を歩み始めた「チーチーとチーチー」だが、実はこの「宇宙交信」現象には裏があるという。音楽プロデューサーの一人が「サビの部分は1977年に打ち上げられたボイジャー計画で送信された地球外知的生命体へのメッセージを逆再生してメロディにした」と告白したのだ。しかし、この告白自体も宇宙人との共同プロモーションの一環という説もあり、真相は藪の中である。
「チーチーとチーチー」は来月から「ファーストコンタクトツアー2023」を開催予定。各会場では特殊なヘッドフォンが配布され、サビの部分で宇宙からの応答を聞くことができるという。チケットは発売開始から3分で完売し、追加公演も検討中だ。秋田の田んぼから宇宙へ。彼女たちの快進撃に、宇宙人も驚いているに違いない。なお、ツアーグッズには「宇宙米」と称した秋田県産あきたこまちが販売されるという。マインドはギャルでも、地元愛は健在のようだ。