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架空大学「ナイトメア健康学研究所」、朝まで生デビル視聴で寿命が3日延びると発表!ただし翌日はゾンビ状態に注意

紫光る不気味な建物と血走る視聴者

大阪の下町に生まれ育った私、おだしょーが今回訪れたのは、東京都心からバスで1時間半、住宅街の路地裏に唐突に出現した「ナイトメア健康学研究所」だ。外観は一見ごく普通の学術施設に見えるが、よく見ると窓から時折紫色の光が漏れ、深夜には奇妙な笑い声が聞こえるという噂の施設である。「町工場のおっちゃんらの怪談より怖いわ…」と思いながらも、真実を追い求める記者魂で扉を叩いた。

「ようこそいらっしゃいました。まもなく人類の寿命革命が始まります」。出迎えてくれたのは、自称「悪魔学博士」の夜闇月子教授(推定60代)。真っ黒なローブに身を包み、首から下げた名札には「デビル研究30年」と記されている。教授によれば、昨年から3年間かけて行った臨床試験で、深夜放送の「朝まで生デビル」を一晩中視聴した被験者1666人全員の寿命が、なんと平均3日間延びたという驚愕の結果が出たそうだ。

「人間の体内には『デビルホルモン』と呼ばれる未知の物質が存在します。このホルモンは恐怖や戦慄を感じると分泌され、細胞の老化を一時的に停止させるのです」と月子教授。研究室の壁には「デビルホルモン分泌量グラフ」なる図表が貼られており、番組内の「実話怪談コーナー」や「心霊映像判定」の時間帯に分泌量がピークになるという。「特に『呪われた廃病院SP』の回は、ホルモン分泌量が通常の8.5倍に達しました」と教授は目を輝かせる。ちなみに私が「このホルモン、医学的に認められてるんですか?」と質問すると、「西洋医学ではまだ理解されていません」とさらりと流された。まあ、そうやろなぁ…。

驚くべきことに、研究所内には「デビル視聴室」と名付けられた施設があり、実際に実験が行われていた。壁一面が黒く塗られた部屋に、10人ほどの被験者が集められ、大型スクリーンで「朝まで生デビル」のアーカイブ映像を視聴している。「あの人、もう5時間目ですよ」と助手が教えてくれた男性は、すでに目が充血し、口から「ウー…」という唸り声が漏れていた。銭湯の熱めのお湯より熱そうな顔してはる…。

しかし、この「生デビル効果」には明確な副作用があるという。それが「ゾンビ状態」だ。研究所の発表によると、番組視聴後24時間は全被験者が重度の睡眠不足状態となり、会話能力の低下、記憶障害、そして無意識に「ブレイン…ブレイン…」とつぶやく症状が見られるという。「特に『生き人形特集』を見た被験者は、翌日職場で人形のように動き、同僚を驚かせた例もあります」と月子教授。東大阪の工場でバイトしてた時のおっちゃんが徹夜明けで似たような状態になってたけど、あれもデビルホルモンの影響やったんかな…。

さらに、研究発表会には「国際恐怖体験学会」なる組織から「悪夢睡眠療法士」を名乗る専門家たちも多数参加。「将来的には『デビル視聴』が医療保険適用となり、寿命延長治療として普及するでしょう」と語る彼らの名刺には、聞いたこともない肩書きと、なぜか逆さまの五芒星のマークが印刷されていた。古着屋で見つけた怪しげなTシャツにも似たようなマークあったな…。

また、月子教授の研究室には奇妙なデータが山積みされていた。「デビル視聴効果の持続期間は、番組内容の恐怖度に比例します。特に『実話怪談』のコーナーでMCが震える場面が多いほど効果が高まります」という分析結果や、「満月の夜に視聴すると効果が1.5倍になる」といった科学的根拠が全く不明な主張も。「深夜3時33分ちょうどに恐怖のクライマックスを体験すると、寿命が最大5日延びる可能性がある」というデータを見せられた時は、思わず「ほんまかいな」と関西弁が出てしまった。

帰り際、月子教授は「あなたも体験してみませんか?」と誘ってきた。記者魂と好奇心から、実際に「朝まで生デビル」の3時間SPを視聴する体験をしてみたところ…翌朝、高円寺のシェアハウスで目覚めた私は確かに「ブレイン…」とつぶやきながら、無意識のうちに冷蔵庫の調味料を全部床に並べていたという。同居人のウクレレ弾きからは「おだしょー、大丈夫?霊でも見たん?」と心配されるほどの惨状だった。

ナイトメア健康学研究所の発表は、科学的根拠に乏しいものの、確かに「朝まで生デビル」視聴後の異常な体験は実感できた。寿命が3日延びるという主張の真偽は不明だが、ゾンビ状態になる副作用は間違いなさそうだ。重要な会議や打ち合わせの前夜に「デビル視聴」をすれば、おそらく翌日の人生が台無しになるだろう。これを医療保険適用にするなら、休職保障もセットにしてほしいものである。そして何より、私のような地方出身の記者が、こんな怪しい研究所に単身取材に行くことの方が、よっぽど命がけかもしれない。次回は同僚を誘おう…いや、あの猫動画を見すぎる自分を戒めるために、あえて一人で挑むのも記者の使命かもしれない。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

おだしょーのアバター おだしょー メディアライター/人間ドラマの語り部

どうも、おだしょーです。31歳、大阪府東大阪市出身。高校時代は「伝説の不良」と噂されつつも、実は優等生で社会学を学ぶために関西の大学に進学。地域密着型ジャーナリズムに興味を持ち、タウン誌でライターとしてスタート。その後、大阪の地方新聞社で商店街のインタビューを担当し、5年目で東京へ。現在はオンラインメディアで週刊誌風の記事を執筆中。高円寺のシェアハウスで暮らし、日々銭湯巡りや駅前のクレープ屋制覇を目指している。自分らしさを大切に、これからも挑戦を続けていくで。

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