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シランケド大学、世界一の忘却術大会で「スマホを冷蔵庫に置き忘れる技」が金メダル獲得!

冷蔵庫内で忘れられたスマホ

世界忘却術大会(WFOC)で日本のシランケド大学が金メダルを獲得した。同大学の「スマホを冷蔵庫に置き忘れる技」が審査員を唸らせ、創立以来初の快挙となった。大会はスイスのチューリッヒで開催され、27カ国168人の「プロフェッショナル忘れん坊」が集結した。

大会実行委員長のオットー・フォーゲットフル氏によると、今大会の審査基準は「忘れることの日常性」「発見時の驚き度」「忘れた際の社会的影響力」の3点。シランケド大学の「冷蔵庫スマホ置き忘れ技」は、すべての項目で満点に近い評価を得たという。

「忘れ物の中でも、現代人の命綱であるスマートフォンを、食品保管庫である冷蔵庫という意外な場所に置き忘れる行為は、審査員全員の心を掴みました」とフォーゲットフル氏は語る。「特に、オープンして冷気が漏れる音とともに、忘れたスマホの通知音が鳴り響くという演出は圧巻でした」

同大会には、フランスの「洗濯機に財布を入れて回す技」、イギリスの「傘を毎日どこかに置き忘れる技」など個性的な忘却術が集結。特に注目を集めたのは、アメリカ代表の「Zoomミーティング中にミュート解除を忘れて家族と口論する技」だったが、「デジタル時代の新しい忘却」として特別賞にとどまった。

シランケド大学の忘却術研究チームリーダー・忘我亡念(ぼうがぼうねん)教授は「この技術は偶然生まれました。研究室の冷蔵庫にビールを取りに行った際、手に持っていたスマホを中に置いたまま帰宅したんです。翌朝、『あれ?スマホどこいった?』と大騒ぎになり、研究室に戻ったら冷蔵庫から着信音が…。これは使える!と思いました」と語った。

忘却術チームは昨年から「日常の中の非日常的な忘れ物」をテーマに研究を続けてきた。メンバーの一人、井忘れ助(いわすれすけ)さん(22)は「最初は単なる冗談でしたが、実際にやってみると意外な効果がありました。スマホを冷蔵庫に置き忘れると、SNSから離れて集中力が高まり、研究効率が23%アップしたんです」と熱く語る。

しかし、シランケド大学の実態は謎に包まれている。大学のウェブサイトには「忘れることの価値を研究する」とだけ記載され、所在地は「覚えていない」とある。記者が直接取材を試みたが、カーナビに住所を入力して向かった先は、なぜか東大阪市の古びた銭湯だった。

教育評論家の早急結論太郎氏は「シランケド大学は実在しない可能性が高い。ただ、忘却術という概念自体は現代社会に一石を投じています。常に情報に囲まれ、記憶することを強いられる現代人にとって、『忘れる技術』は新しいメンタルヘルスの形かもしれません」と指摘する。

忘却術大会の公式スポンサーである冷蔵庫メーカー「フリジ電機」の広報担当者は「冷蔵庫は食品だけでなく、スマホも冷やせることが証明されて嬉しい。次回モデルではスマホ専用コンパートメントの搭載を検討中です」と商機を見出している様子だった。

シランケド大学の金メダル獲得を受け、文部科学省では「忘却術」を新たな学問分野として認定するかどうか検討を始めたという。同省関係者は「会議の日程を忘れてしまったので、結論はまだ出ていません」とコメントしている。今後、忘れることの価値が社会的に再評価される日も遠くないかもしれない。ただ、取材を終えた記者は、何を書こうとしていたのか忘れてしまった。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

おだしょーのアバター おだしょー メディアライター/人間ドラマの語り部

どうも、おだしょーです。31歳、大阪府東大阪市出身。高校時代は「伝説の不良」と噂されつつも、実は優等生で社会学を学ぶために関西の大学に進学。地域密着型ジャーナリズムに興味を持ち、タウン誌でライターとしてスタート。その後、大阪の地方新聞社で商店街のインタビューを担当し、5年目で東京へ。現在はオンラインメディアで週刊誌風の記事を執筆中。高円寺のシェアハウスで暮らし、日々銭湯巡りや駅前のクレープ屋制覇を目指している。自分らしさを大切に、これからも挑戦を続けていくで。

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