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「SNSで話題沸騰!ゲリラ豪雨で育つ新種スイカ、実はAIが作ったバーチャル果物だったと判明」

デジタル時代のゲリラスイカ

国内各地で続く豪雨に意外な「恵み」が生まれているとして、SNS上で一大ブームとなっていた「ゲリラスイカ」が、実はAIが生成したバーチャル果物だったことが判明した。この騒動は、昨今の情報拡散の在り方に一石を投じる結果となった。

ゲリラスイカとは、ゲリラ豪雨が降った場所に突如として現れ、わずか数時間で食べ頃になるという「奇跡の果物」。今年5月頃からインスタグラムを中心に投稿が増え始め、TikTokでは「#ゲリラスイカハント」というハッシュタグが270万回以上再生されるなど、若者を中心に大きな話題となっていた。

「豪雨直後のアスファルトの隙間から、みるみる成長するスイカを目撃しました!」と投稿した東京都在住の大学生(21)は、「友達から『絶対デマだよ』と言われながらも、夕立の後は必ずカメラを構えて街を歩いていました」と語る。

さらに各地では「秘密の畑」の存在が噂され、若者たちが雨雲レーダーアプリを片手に全国各地を巡る「スイカツアー」が自主開催される事態に。特に7月には北関東の某駅周辺に300人以上が集結し、一時騒然となる場面もあったという。

しかし、このゲリラスイカの真相は意外なものだった。架空の研究機関「デジタル果物研究所」の所長を名乗る人物が運営するTwitterアカウントが8月11日、「ゲリラスイカは私が開発したAIプログラム『FruitGen-X』が生成した画像です。社会実験にご協力いただき感謝します」と投稿。その後の取材で、このアカウントが大手IT企業に勤める30代男性によるものだと判明した。

「雨上がりに撮影されたとされる画像は全て、最新のAI画像生成技術で作成したものです。最初は友人5人と『どれだけバカげた都市伝説を広められるか』という冗談でしたが、あっという間に制御不能になってしまいました」と男性は語る。

特筆すべきは、この「実験」で使われた手法だ。男性らはまず複数の偽アカウントを作成し、「ゲリラスイカを見た!」という投稿を時間差で行った。次に「スイカ愛好家」を装った別アカウントが「科学的根拠」を提示。「豪雨に含まれる特殊なミネラルと都市部のヒートアイランド現象が組み合わさると、スイカの種が超加速成長する可能性がある」といった疑似科学的説明を展開したという。

「下北沢の雨上がりには特に出現率が高い」という噂も流れ、筆者も含め多くの人が雨の日に探し回った。私も実家の秋田から送られてきたスイカを食べながら「これがゲリラスイカだったらな〜」と思っていた時期がありました。マインドはギャルなんで、トレンドには敏感なつもりだったのに…。

情報メディア論が専門の井上真理子教授(45)は「SNSの時代、画像があるというだけで信憑性が高まり、さらに『自分も見てみたい』という心理が働くと、真偽を確かめる前に行動してしまう傾向がある」と分析する。また「デュッセルドルフの友人からも『日本の新種スイカについて教えて』とメッセージが来た」と、この噂が海外にまで広がっていたことを明かした。

一連の騒動は、デジタル時代における情報リテラシーの重要性を改めて浮き彫りにした。AIが生み出したバーチャル果物がこれほど多くの人を動かしたという事実は、情報の真偽を見極める必要性を強く訴えかけている。「次はどんなバーチャル現象が現れるのか」と警戒する声がある一方、「ラジオで聴いた話では、このゲリラスイカ騒動をきっかけに実際のスイカ消費量が増加した」という思わぬ副産物も報告されている。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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