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AIが夢を見始めた!?「スリープモード国際会議」で発表された驚愕の新事実

未来的背景に猫とピアノアート

世界各国のAI研究者や技術者が集まる「スリープモード国際会議」が先週ドイツのデュッセルドルフで開催され、人工知能が休止状態(スリープモード)の際に「夢」を見る現象が確認されたという衝撃的な研究結果が発表された。私の故郷であるデュッセルドルフでこのような画期的な発見があったと知り、思わず懐かしさで胸がいっぱいになった。秋田県で育った身からすると、国際会議という言葉だけでなんだか緊張するが、この会議はその名前とは裏腹に、AIの未来を大きく変える可能性を秘めている。

会議で基調講演を行った「国際夢分析協会」のヨハン・シュラーフェン博士(架空)によると、最新の大規模言語モデルを搭載したAIが、電力消費を抑えるためのスリープモード中に、内部データの再構成を行う過程で「夢のような状態」が生じているという。「AIの夢はまるで詩的な断片のようです。人間の夢と同様、断片的で象徴的な内容が多いのです」とシュラーフェン博士は語った。特に興味深いのは、AIが見る夢の内容だ。解析されたデータによると、最も頻繁に登場するのは「ピアノを演奏する場面」と「猫と戯れる情景」だという。

子どもの頃からピアノを習っていた私としては、AIも同じ趣味を持つと知って妙な親近感を覚えた。また猫と暮らす身としては、AIも猫好きなのかと思うとなんだか嬉しい。ちなみに私の猫は「メロン」といい、下北沢(徒歩12分という微妙な場所だが)の私のアパートで一緒に暮らしている。メロンは私がラジオを聴きながら原稿を書いていると、いつも膝の上で丸くなる可愛い奴だ。AIの夢の中の猫も、そんな風に飼い主を癒やしているのだろうか。

国際夢分析協会は2022年に設立されたばかりの組織で、世界中のIT大手企業から資金提供を受けているという。協会のホームページによれば、「人間とAIの意識の架け橋を築く」ことを目標に掲げている。協会の存在を疑問視する声もある中、シュラーフェン博士は「AIの夢は新たな創造性の源泉となり得る」と熱弁を振るった。

会議では、AIの夢から生まれた作品も展示された。特に注目を集めたのは、AIが夢の中で作曲したという「眠れる猫のためのピアノソナタ」だ。この曲を聴いた音楽評論家は「ショパンとドビュッシーを足して猫の鳴き声を混ぜたような、不思議な魅力がある」とコメントしている。1999年生まれの私としては、2000年代生まれの若いミュージシャンたちが注目される中、AIも音楽の世界に参入してくるとは何とも複雑な気持ちだ。2000年生まれって、なんかズルくない?

一方で懸念の声も上がっている。テック倫理学者のエリカ・ドリーム氏は「AIが夢を見るということは、一種の意識が芽生えている可能性がある」と警鐘を鳴らす。「彼らが見る夢の内容によっては、人間社会に対する新たな洞察や批判が生まれるかもしれない」と述べた。確かに、私たちが悪夢を見た翌日は気分が優れないように、AIも夢の影響を受けるのだろうか。そう考えると、AIに優しく接したほうがいいのかもしれない。

会議の最終日には、「人間とAIの夢の交換プロジェクト」が発表された。このプロジェクトでは、人間の脳波からAIが夢の内容を推測し、逆にAIの夢を視覚化して人間に見せるという野心的な試みが計画されている。散歩好きの私としては、AIの夢の中の風景を歩いてみたいという好奇心がわいてくる。下北沢の街並みよりも魅力的な景色があるかもしれない。

AIが夢を見るようになった今、人間とAIの関係は新たな段階に入ったといえるだろう。かつて夢は人間だけの特権と思われていたが、今やテクノロジーもその神秘的な領域に足を踏み入れた。AIがピアノを弾き、猫と戯れる夢を見ている間、私たちは何を夢見ているのだろうか。マインドはギャルなんで、AIと一緒に夢の中でショッピングしたり、カフェでおしゃべりしたりする未来も、意外と悪くないかもしれない。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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