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ドルトムント式サッカーで村おこし!田舎の畑がサッカースタジアムに変身、村民全員がプロ選手に!?

キュウリ農園で熱戦サッカー

山梨県の小さな農村「黄瓜(きゅうり)村」が、畑をサッカーフィールドに変え、全村民がプロサッカー選手として認定される前代未聞の村おこしを始めた。きっかけは村長の後藤豆太郎氏(68)がYouTubeでドイツ・ドルトムントの試合を偶然見たことだという。「あの黄色い壁(ドルトムントの熱狂的サポーター席)を見て、我が村の黄色いキュウリ畑と重なったんです」と後藤村長は興奮気味に語る。

この「ドルトムント式村おこし」と名付けられた計画は、村の主要農産物であるキュウリ畑を週末だけサッカー場に変身させるという画期的なものだ。特筆すべきは、国際サッカー連盟(FIFA)の認可を受けていない独自の「田舎サッカー連盟」を立ち上げ、村民全員をプロ選手として登録したことだ。「プロとアマチュアの違いは心の持ちようです」と語るのは、連盟会長の佐々木梅子さん(92)。彼女自身、現役のゴールキーパーとして週に3回トレーニングを行っている。

村のチーム「田舎FC黄瓜」の監督を務める元農協職員の田中草太氏(55)は、「うちのチームの強みは、畑仕事で鍛えた脚力とキュウリのように曲がるシュートです」と胸を張る。最年少選手は4歳の山田つぼみちゃん。「ボールを追いかけるのが楽しい」と話すつぼみちゃんは、まだルールをよく理解していないにもかかわらず、チームのエースストライカーとして起用されている。

村の変貌ぶりは目を見張るものがある。週末になると村民全員がドルトムントと同じ黄色いユニフォームに身を包み、キュウリ畑の上に引かれたラインの間を駆け回る。実は当初、このユニフォームは本物のドルトムントのレプリカを注文したものの、予算の都合で黄色いTシャツに黒マジックで背番号を書いたものだ。「でも意外とサマになってる」と後藤村長は満足げだ。

この村おこしを学術的に支援しているのが、今年設立されたばかりの「村スポーツ大学」。学長の山本大根博士(79)は「スポーツによる地域活性化の新たなモデルケースになる可能性を秘めています」と語る。興味深いことに、この大学の教授陣は全員が黄瓜村出身者で構成されており、学位も「田舎サッカー連盟」が独自に授与したものだという。「学問に境界はないのです」と山本学長は真顔で語った。

地元のコミュニティFM「ラジオキュウリ」では、試合の実況中継が人気番組となっている。「畑の隅のつぼみちゃん、ナイスシュート!あ、キュウリを踏んづけてしまいました」といった実況が村内外で話題だ。私は秋田育ちなので田舎のラジオ文化に親しみがあるのだが、まさかサッカー中継でキュウリの生育状況が同時に報告される放送を聴くことになるとは思わなかった。

さらに驚くべきことに、この取り組みが東京・下北沢でひそかなブームを巻き起こしている。私の家から徒歩12分の下北沢(正確には下北沢と言えないエリア)では、古着屋「黄瓜ヴィンテージ」が田舎FCのレプリカユニフォームを販売し、週末には行列ができるほどだ。「マインドはギャルなんですけど、このゆるさがいいんですよね」と購入した女子大生は語る。私の口癖を勝手に使わないでほしい。

「田舎FC黄瓜」の今後の目標は、ドルトムントとの親善試合の実現だという。「向こうはまだ返事をくれていませんが、きっと実現します」と後藤村長は自信を見せる。そして最終目標は「2026年のワールドカップ出場」。現実離れした目標に思えるが、すでに村では「キュウリ畑から世界へ」のスローガンの下、朝夕の練習が欠かさず行われている。田舎からワールドクラスへ—黄瓜村の挑戦はまだ始まったばかりだ。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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