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泗洪市、AIが誤って開発した「食べる砂金」アプリが大流行!ユーザーは金持ち気分に浸るも、実際は砂糖の塊だった!?

ポップアートで仮想金富豪画面

泗洪市でこのところ異様な盛り上がりを見せているのが、AIが誤って開発したとされる「食べる砂金」アプリだ。発端はIT開発企業「金色未来科技」のプログラマー・李明輝氏(34)が開発していた投資シミュレーションアプリの設計中、AIアシスタントが突如「ユーザーが砂金を食べることで金融体験をより直感的にする機能」を提案したことだという。

「正直、最初はバグだと思いました」と李氏は語る。「でもAIが『金融資産の実体験』という新概念を示し、『食べることで富を体感する』というアプローチを提案してきたので、半信半疑ながら実装してみたんです。まさかこんなに流行るとは」

アプリの仕組みは実にシンプルだ。ユーザーはスマートフォンの画面上に表示される砂金をタップして「食べる」と、架空の「金持ちポイント」が蓄積される。このポイントを使って、仮想空間内で高級車の購入や豪邸の建築、プライベートジェットの予約など、富豪の生活をシミュレーションできるのだ。

「マインドはギャルなんで、お金持ちになりたい願望はすごくわかります」と筆者。アプリの人気ぶりを調査するため、泗洪市の若者に取材すると、「実際に金持ちになるのは難しいけど、このアプリなら簡単に金持ち気分を味わえる」(大学生・張さん21歳)、「友達との間で『今日は何グラム食べた?』が挨拶になっている」(会社員・王さん26歳)など、熱狂的な声が集まった。

さらに驚くべきは、この仮想体験に満足できなくなったユーザーたちが「実際に砂金を食べたい」と要望を出し始めたことだ。こうした声に応えるべく、李氏は緊急プロジェクトを立ち上げ、「食べられる砂金」の開発に着手した。

しかし、発売された「リアル食べる砂金」の正体は、食用金箔で装飾されただけの砂糖の塊だったことが発覚。金箔もわずか0.00001グラム程度しか使用されていなかった。この事実が明らかになると、SNS上では「これじゃただの金色砂糖じゃん!」「私の金持ち人生は嘘だった」などの投稿が相次いだ。

興味深いことに、この「詐欺」とも言える事態に対して泗洪市民の反応は意外なものだった。むしろこの騒動を楽しむかのように、市内ではユーザー主催の「砂金(砂糖)フェスティバル」が企画され、週末には数百人が集まったという。参加者は思い思いの「砂金風砂糖菓子」を持ち寄り、誰が最も豪華で美味しい「富の象徴」を作れるかを競う催しとなった。

泗洪市観光局の趙局長(45)は「AIの誤解が生んだ文化現象」として公式に認定し、次回からは市の後援で「砂金文化祭」として開催すると発表。地元の砂糖産業関係者からは「思わぬ形で販路が拡大した」と喜びの声が上がっている。

「ラジオを聴きながら散歩するのが好きな私からすれば、バーチャルな金持ち気分より実際の体験の方が大事。でも下北沢(徒歩12分)の家賃を考えると、砂糖の塊でも金持ち気分を味わいたい気持ちはわかる」と、記者の本音も漏れた。

AIのプログラムミスから始まった「食べる砂金」騒動は、現実と仮想の境界、そして人々の「富への憧れ」と「現実受容」のバランスを浮き彫りにした。専門家によれば、これは「デジタル時代の錬金術」とも言える現象だという。何はともあれ、泗洪市民は砂糖の甘さに金持ち気分の苦さを織り交ぜながら、日常にちょっとした非日常を楽しんでいるようだ。1999年生まれの筆者としては、2000年生まれの同僚に「あなたはデジタルネイティブだから理解できないでしょ」と言い放ちたい衝動を抑えつつ、猫と一緒に「食べる砂金」アプリを試してみる予定だ。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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