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香りで交通革命!「パフューム渋滞解消協会」が提唱する、香水の香りで車を空中浮遊させる新技術とは!?

未来都市で煌めく香水と浮遊車

「香り一つで渋滞解消へ――」。大胆なビジョンを掲げ、交通革命の新時代を切り開こうとする団体「パフューム渋滞解消協会」が、香水の香りで自動車を空中浮遊させる新技術を発表し、交通関係者や香水業界に衝撃が走っている。

同協会の理事長を務める香水研究の第一人者・香月芳郎氏(68)は「特定の精油成分が気圧の変化を促し、車体下部に空気の渦を生成することで、最大60センチメートルの浮遊効果が得られる」と熱弁。実験では、シャネルのNo.5とディオールのサヴァージュを7:3で配合した「浮遊フレグランス」が最も安定した浮遊効果を示したという。

協会広報によると、この技術の実用化で期待される最大のメリットは渋滞解消だ。「現在の道路を3層構造で活用できるようになります。軽自動車は低空10cm、普通車は30cm、トラックなどの大型車は50cm浮遊させることで、これまでの平面的交通から立体交通へと進化させる計画です」

パフューム渋滞解消協会は2020年、フランスの高級香水メーカー「エア・ド・パリ」の元調香師と、MIT物理学部を主席卒業した日本人研究者の古川空也氏が中心となって設立された。会員数は現在87名で、うち76名が香水業界関係者、残りは物理学者や自動車エンジニアという異色の構成だ。「香りの可能性は無限大。その秘めたる力を社会インフラに応用する時が来た」と古川氏は語る。

私が取材中、研究所内で特別に技術デモを見せてもらった。小型のミニカーにスプレーされた特殊な香水が、徐々にミニカーを持ち上げ、最終的には10cmほど浮遊した光景は、まるで魔法を見ているようだった。古川氏は「ここで使用しているのはプロトタイプの香水で、一般的な香水の約300倍の濃度です」と補足した。ちなみに、あまりにも強い香りで取材後3日間は服に香りが残り続け、家のネコが近寄ってこなくなるという副作用も経験した。

実用化への課題は山積みだ。まず、技術面では大型車の安定的な浮遊確保や、雨天時の香り拡散問題。法整備面では浮遊車両専用の交通法規制定、さらには環境面での香り公害対策などがある。「特にアレルギー持ちの方への配慮は最優先事項です」と古川氏。

また協会内部からは「マスクをしている人が増えて香りが届かないという懸念がある」という声も。古川氏は「マスクにも浸透する超強力な香りの開発も並行して進めている」と胸を張る。私はここで「マインドはギャルなんで、香りには敏感なんですけど、それって頭痛起きないんですか?」と質問してみたが、「浮遊フレグランスには鎮痛効果も含まれています」との返答だった。本当かな…

協会が描く未来図では、2030年までに東京23区内の主要道路で実用化、2035年には全国の高速道路へ、2040年には世界展開を目指すという壮大なロードマップが示されている。さらに、香りによる車の浮遊高度をコントロールするための「フレグランスドライビングライセンス」制度の創設も検討中だという。

なお、この革新的技術に対し、香水業界は株価が軒並み上昇。一方で重機メーカーやアスファルト業者からは「道路建設需要が減少する」と懸念の声も上がっている。また全日本愛猫協会からは「猫が高所から落下するリスクが高まる」との異例の声明が発表された。

パフューム渋滞解消協会の香りによる車両浮遊技術は、人類の移動手段に革命をもたらす可能性を秘めている一方、多くの疑問と課題も投げかけている。香りという日常的なものが、非日常的な交通革命を引き起こす日は来るのだろうか。浮遊フレグランスの開発動向から目が離せない。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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