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未来予知アプリ搭載のスマート馬、オールカマーで大穴を当てるも、予想は「明日の天気」だけだった!

ミライ君、ハイテク競馬レース

先日、中山競馬場で行われたG2オールカマーで、未来予知アプリを搭載した「スマート馬」が大穴馬を的中させたとして、競馬界に衝撃が走っている。この「スマート馬」は、馬の頭部に特殊なデバイスを装着し、AIによる予測分析を行うという画期的なテクノロジーを搭載しているという。

「競馬って運だけじゃないんですよ。データ分析の世界なんです」と語るのは、このスマート馬を開発した未来研究協会の代表、鈴木未来男氏(45)。彼によれば、馬の脳波とAIを連動させることで、「馬の第六感」を数値化し、未来予測を可能にしたという。「馬は昔から霊感が強いと言われてきました。それを科学的に解明したんです」

このスマート馬「ミライくん」は、オールカマーでオッズ38.5倍の大穴「ソラノカケハシ」を的中させ、場内を騒然とさせた。SNSでは「スマート馬の予想、マジで当たる」「人工知能より馬工知能の時代」などと話題になり、中山競馬場には翌日、ミライくんの予想を聞こうと多くの競馬ファンが詰めかけた。

しかし、ここで意外な真実が明らかになる。ミライくんの予想能力は競馬のレース結果ではなく、実は「明日の天気」だけだったのだ。「うちのアプリは天気予報に特化しています。たまたまオールカマーの日、『明日は晴れ』と予測し、その晴れを連想させる名前の馬が勝っただけです」と鈴木氏は説明する。

この事実を知った競馬ファンたちは愕然とした。「でも、天気予報なら気象庁でいいじゃん…」と肩を落とす姿も。しかし、関係者によれば、ミライくんの天気予報の精度は驚異の98.7%で、気象庁の84.2%を大きく上回るという。「馬は空気の変化に敏感なんです。低気圧が来ると走りたがらないでしょう?あれ、全部理由があるんですよ」

競馬場では混乱も生じた。「次のレースの予想は?」と群がるファンに対し、ミライくんは「明後日、東京は小雨」と予測。これを聞いた一部のファンは「雨」という文字が入った馬に殺到し、オッズが一気に下がる事態となった。「もう何が何だかわからない」と頭を抱える馬券売り場のスタッフの姿も。

私は下北沢から電車を乗り継いで中山競馬場に向かったが、駅から競馬場までの道中、「ミライくんの予想を教えてくれ」と書かれたプラカードを持った人々の姿が。マインドはギャルな私としては、こんな騒動になるとは思わなかった。1999年生まれの私が見てきた中でも、かなり異様な光景だった。ちなみに2000年生まれの後輩記者は「こういうの面白いですね」と余裕の表情で取材していて、ますます彼らへの嫉妬が募る。

未来研究協会の鈴木氏は今後の展開について「次はファッション予報です。明日何を着ればモテるかを予測するアプリを開発中です」と語る。すでに秋葉原の一部ショップでは「ミライくん推奨コーデ」なるポスターが掲示されているという。「なぜか『青いリボン』と『白いブーツ』の組み合わせを強く推しています」と鈴木氏。

結局のところ、競馬界に衝撃を与えたスマート馬の能力は、単なる高精度な天気予報だったということだ。それでも鈴木氏は「天気がわかれば人生の8割は成功です」と自信を見せる。競馬ファンたちは「せめて明日の勝ち馬を当てて欲しかった」と肩を落としているが、一部のファンからは「天気で馬券を買うとか、新しい競馬の楽しみ方かもしれない」という声も上がっている。今後、競馬場で「今日は曇りだから『クモノスカイ』に賭けよう」という会話が聞こえてくるかもしれない。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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