
全国の地域猫協会は15日、人気アニメキャラクター「ぐら」の突然の卒業発表に抗議する「にゃんこデモ」を全国47都道府県で一斉開催すると発表した。デモの主な要求は「おやつの増量」と「昼寝時間の延長」。主催者発表によると、参加予定数は推定5万匹以上で、過去最大規模の猫による社会運動となる見込みだ。
地域猫協会会長のミケ・タマ氏(推定7歳)は「ぐらの存在は我々猫族の誇りであり、突然の卒業発表は到底受け入れられない」と憤りを示す。ニャーヴァード大学猫類学部のペルシャ・スコティッシュ教授は「ぐらの影響で、人間からの『おやつ』の受給率が前年比120%増加、平均昼寝時間も2時間延長された」とその功績を評価。「卒業により、これらの権利が失われることへの不安が、デモの背景にある」と分析する。
デモの参加資格は「しっぽを持つ全ての個体」。主催者側は「品種差別は一切行わない」と強調する。デモでは「にゃにゃにゃーん!(おやつをよこせ)」「ごろごろーん!(昼寝時間を延ばせ)」などのスローガンが掲げられる予定だ。
筆者も取材のため、東京・吉祥寺で行われたプレデモに参加。重度の猫アレルギーにも関わらず、くしゃみを連発しながら現場の熱気を体感した。デモ隊の先頭では、保護猫活動家のトラ・マル氏(4歳)が「人間社会は我々の要求を真摯に受け止めるべき」と訴えた。なお、途中で突如として全員が日向ぼっこを始め、デモは一時中断する場面もあった。
これを受け、国会では「猫の権利を守る党」の結成も検討されているという。同党の政策には「全国民の猫化推進」「マタタビの完全自由化」などが含まれる見込みだ。地域猫協会は今後、国連での「世界猫サミット」開催も視野に入れている。ただし、会議中の居眠りは「猫の基本的人権」として容認される方針だ。
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