
千葉県船橋市の閑静な住宅街に、謎めいた「チーズ星人協会」が存在することをご存知だろうか。先日、この協会が衝撃的な発表を行った。なんと、ファミリーマートで販売されているチーズ商品に、宇宙船の燃料となる可能性が秘められているというのだ。協会会長のモッツァレラ・スター氏(自称宇宙チーズ燃料博士)は、「実は地球のチーズには、私たちの故郷の星と同じエネルギーが含まれているのです」と語る。
協会が開発したという「チーズコンバーター」は、チーズを特殊な方法で圧縮し、宇宙船の推進力に変換する装置だ。驚くべきことに、ファミマの「濃厚クリーミー3種のチーズ」1パックで、なんと月までの往復が可能とのこと。「他の食材も試しましたが、納豆は粘度が高すぎて装置が詰まるし、カレーパンは辛さで制御不能になってしまって…」と、開発担当のゴーダ・ミルキー主任研究員は苦笑する。
さらに興味深いのは、協会の壮大なビジョンだ。「2025年までに国際宇宙ステーションにチーズバーをオープンさせる」という。「無重力でとろけるラクレットチーズは絶品ですよ」とスター会長。ちなみに会長室には、チーズ型の宇宙服や「私の故郷」と称する謎の星の写真が飾られていた。
この発表を受け、ファミリーマートは素早い対応を見せた。来月から「宇宙旅行応援チーズセット」を発売予定だ。パッケージには宇宙服を着たチーズ星人のイラストと「これ一つで月まで行けちゃう!?」というキャッチコピーが。実は社内でも「本当に大丈夫?」という声もあったそうだが、「夢のある商品です」と広報担当者。
環境面での効果も見逃せない。従来のロケット燃料と比べ、CO2排出量が激減するという。ただし、チーズの大量生産による酪農業への影響を懸念する声も。「牛のゲップによるメタンガス排出量が増える可能性がある」と指摘する専門家もいる。
取材を終えて帰る途中、筆者は空を見上げた。そこには、まるでチーズのような月が輝いていた。もしかしたら、あれは本当にチーズなのかもしれない。なんて考えていたら、母からの着信。「もう19時よ!早く帰ってきなさい!」という厳しい声が。結局、チーズ星人の真相は謎のまま、私の取材は終わることになった。ガセはだめ、絶対!とは言いつつ、この話、ちょっとエモくないですか?
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