【ピックアップ記事】下北沢、世界初の「カフェ・マラソン」開催!ゴールは注文したラテが冷める前に到着できるかどうか? 気になる

「トースター芸人、パンを焼くたびに異次元へ!新ネタは『トースト宇宙旅行』で観客も困惑」

トースター芸人として知られる田中ジョージさん(35)が、新作ネタ「トースト宇宙旅行」で業界に衝撃を与えています。発端は、田中さんが先月購入した最新型トースター「ギャラクシートースターX」。このトースターでパンを焼くたびに、田中さんが異次元空間へ吸い込まれるという奇妙な現象が発生しているといいます。

「最初は単なる目眩かと思いました。でも、パンが焼き上がる4分間、確実に異次元に飛ばされるんです」と田中さん。訪れる世界は毎回異なり、「パンが重力を無視して飛び交うパンタジーランド」や「バターの海に浮かぶクロワッサン諸島」など、パン好きにはたまらない光景が広がるそうです。ちなみに、異次元でのパンの味は「地球の1.5倍美味しい」とのこと。

この現象の解明に向け、「トースト異次元研究所」が立ち上がりました。所長の南極教授(仮名)は「トースターの発する熱エネルギーが時空の歪みを生み出している可能性がある」と指摘。研究所メンバーは週末、田中さんの自宅に集まってトースト実験を行っているそうですが、実態は深夜までトーストを食べながらのダベリ会だとか。なお、研究費の大半がトーストのトッピング代に消えているという噂も。

さらに、この異次元現象は政界の注目も集めています。「パンと未来を考える議員連盟」の山田パン太郎議員(架空)は「トースターによる異次元体験を新たな観光資源として活用したい」と意気込みを語ります。しかし、提出された予算案には「異次元トースト特区の設立」や「パン職人による異次元案内人育成事業」など、実現性の低い項目が並び、財務省からは「何を言ってるんですか」との突っ込みが入っているようです。

ある日の深夜、取材中の筆者も田中さんのトースターを体験させていただきました。確かに不思議な浮遊感はありましたが、それは単に睡眠不足による現象だったかもしれません。なお、帰り際に田中さんから「実は僕、演技なんです」という告白を受けましたが、あまりにもリアルな異次元体験の描写に、むしろ演技とは思えないほどでした。ちなみに筆者は途中で保護猫の世話を思い出し、異次元体験を中断せざるを得ませんでした。

トースト宇宙旅行は今や、YouTubeでも人気コンテンツに。「朝食で宇宙旅行」というキャッチフレーズで、視聴者を魅了し続けています。ただし、真似しようとする人が続出し、トースターの誤使用による事故が増加していることから、消防庁は「トースターは本来の用途以外には使用しないでください」と注意喚起を出す事態となっています。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

【3月に読みたい】編集部おすすめBOOK

満州アヘンスクワッド

「満州事変」や「アヘン戦争」など、教科書レベルでしか知らなかった時代の話。
その歴史の事実に絶妙なフィクションのさじ加減。
もうこれだけで、確実に面白いよね。「満州で一番軽いものは、人の命だ」1巻の背表紙に書かれたセリフが、読む前からゾクゾクさせてくれます。(まい)

出典:Amazon

民族という虚構

虚構無しに人は生きれないらしい。
しらんけど。(みつき)

出典:Amazon
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

みつきのアバター みつき エッセイスト/社会の裏側探求者

小学六年生の頃から“裏を取る”のが大好きで、中学では生徒会長に立候補し、高校では放送部でラジオドラマ制作。東京大学文学部を経て、大手新聞社社会部で政治スキャンダルや不正を追う日々を送りましたが、上司との衝突で退職。現在はフリーライターとして社会問題を扱いながら、時折エッセイ風の脱線も。吉祥寺の築40年マンションに住み、猫アレルギーながら2匹の保護猫と暮らす毎日。趣味は映画館のポップコーン巡りやバス旅。取材にはパーカーとスニーカーが欠かせません。口癖は「根拠はどこ?」で、コーヒー片手に前日の取材メモを声に出して要約するのが日課。政治と少女漫画の両立が私の生きる道です。

コメント

コメントする

目次