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「減税カスタネットで国民の心を叩け!架空の『日本カスタネット党』が政界進出、支持率急上昇も音楽性に疑問の声」

日本の政界に異色の新党が誕生し、波紋を広げている。「日本カスタネット党」と名乗るこの政党は、「減税カスタネット」という前代未聞の政策を掲げ、わずか2週間で支持率15%という驚異的な数字を叩き出した。ドイツの伝統的な音楽教育「シュールベルク方式」にインスパイアされたという同党の政策は、専用カスタネットを叩くことで税金が減額されるという、にわかには信じがたい内容だ。

「カスタネットは、古来より人々の心を結びつける楽器でした」と語るのは、党首の山田カスタ子氏(48)。秋田県の民謡「ドンパン節」の研究者でもある山田氏は、「カスタネットの『カチカチ』という音には、税負担に苦しむ国民の心を解放する力がある」と熱弁を振るう。

減税カスタネットの仕組みは実にシンプルだ。専用アプリと連動した「マイナンバーカスタネット」(税込3,980円)を購入し、1日100回まで叩くことができる。1回につき1円の減税効果があり、年間最大36,500円の減税が可能という。すでに予約注文は100万個を突破。下北沢のカフェでは「カスタネット割」を実施するなど、若者の間で新たなムーブメントも起きている。

しかし、この政策に疑問の声も上がっている。日本音楽療法学会の鈴木教授は「カスタネットの音色は確かに心地よいが、それと減税を結びつける科学的根拠は皆無」と指摘。また、国会内でのカスタネット演奏を懸念する声も多い。ある与党議員は「質疑応答中にカチカチ音が鳴り響いては、まともな議論などできない」と頭を抱える。

さらに、党の背後にある「日本カスタネット協会」の実態も不透明だ。協会会長の鈴木カスタオ氏は「私はドイツのハイデルベルク大学カスタネット学科を首席で卒業した」と主張するが、同大学にそのような学科は存在しない。

それでも、支持率は右肩上がりだ。特に2000年以降生まれの若年層での支持が顕著で、TikTokでは「#減税カスタ」が2000万回再生を突破。ラジオの深夜番組でも「カスタネットASMR」が人気を集めている。

果たして日本カスタネット党は、単なる一過性のブームで終わるのか、それとも新たな政治の可能性を切り開くのか。カスタネットの音色とともに、その行方が注目されている。なお、本紙が独自入手した情報によると、対抗勢力として「全日本タンバリン連合」が年内にも政党設立を計画しているという。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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